都筑区 トップニュース社会
公開日:2015.06.18
荏田南地区認知症カフェ
開所1年、支援に広がり
北山田に2つ目の拠点も
認知症の人と家族、専門家、地域住民らが集う「認知症カフェ」。昨年6月に区内初の拠点として誕生した荏田南地区の「ほほえみ交流カフェ」が1周年を迎えた。今年4月には2カ所目となる「コツコツ」も設置され、その影響は着実に広がりつつある。
「最初は手探りだった。カフェを支えてくれるスタッフも増えたおかげで3カ月先まで予定を組めるようになったのは大きな進歩」
ほほえみ交流カフェを運営する山田美千子代表と小泉雅二事務局長はそう口を揃える。活動内容としては、認知症サポート医など立場の違う専門職によるミニ講演や、楽器演奏、体操・ヨガ、読み聞かせなどが代表的。毎月第1火曜日、開始時間の午後1時30分になると会場の富士見茶屋(葛が谷13の6)の席は一杯になる。当事者以外の参加者が多いのが特徴でリピーターも多い。93歳の高齢者が飛び込みで訪れたこともあった。
「荏田南地区は地域のつながりが強く人材も素晴らしい。(カフェの運営も)気軽に参加できる雰囲気があるからここまでこられた」と山田代表。自治会の協力も得て、今年度からは回覧板や掲示板による周知も可能に。地域全体で認知症者やその介護者を支えていこうという当初の思いが形となって実現しつつある。
認知症は誰にでもなりうる症状の一つ。高齢化に伴う認知症の増加は社会問題となり、住民平均年齢が若い都筑区も例外ではない。
「認知症の受け入れと予防は待ったなしの時期に来ている。(家の)身近にその受け入れ先や介護者の相談場所が必要。区内のケアプラザごとにカフェができるのが私たちの夢」。山田代表がそう語ると、事務局長も大きくうなずいた。
次の担い手 受け入れも
今年4月、区内第2号の認知症カフェ「コツコツ」(赤澤礼子代表)が北山田小学校のコミュニティハウスで活動を開始した。昨年夏、区内で開催されたフォーラムで「ほほえみ交流カフェ」の取り組みを聞いて触発されたという。
「誰もがそこに行けば美味しい珈琲が飲めて話をきいてくれる誰かがいる。そんな思いを込めて作った」。毎月第3日曜の午後1時30分からスタートする。委員会メンバー、オブザーバー、当日のボランティアの計20人弱で運営し、これまで2回開催したが反響も上々。初回には関係者を含め43人の参加者があった。
順調な出だしを見せたが、ここまでの道のりは平たんでなかった。高齢化の進む北山田やすみれが丘地区にカフェの必要性は感じたものの、場所の確保や運営のノウハウ、専門職との人脈――思いとは裏腹に、現実的な課題が次々と頭を悩ませた。「やはり無理なんじゃないか」。弱気になりかけたメンバーたちの背中を押したのは認知症者の言葉だった。
「喧々諤々と議論しても答えが出なかった。その時同席していた認知症の方に『どう思います?』と聞いてみたら目を輝かせて『やりましょう』といってくれた。その声を聞いて一気に動き出した」と赤澤代表。
ほほえみ交流カフェ同様、コツコツも、オープン日に参加すれば認知症に関係する専門職による相談が気軽に受けられるのが特徴だ。赤澤代表は「私たちは2号店としての役割もある。認知症の正しい知識を提供することと予防の手助けを行うことはもちろん、ボランティアの質を高めること、次の担い手を受け入れることなども考えている」と話している。
ピックアップ
意見広告・議会報告
都筑区 トップニュースの新着記事
コラム
外部リンク
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!











