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都筑区 人物風土記

公開日:2023.04.27

4月から都筑区長に就任した
佐々田 賢一さん
旭区在住 56歳

暮らし支える責任、胸に

 ○…18区の中でも、子どもが多く高齢化率が低い都筑区。「そんな子育て世代に選ばれている街で働くことができ、感謝とやりがいを感じている」と話す。市が中期計画で掲げる”子育てしたいまち”を目指し、ハードとソフトの両面で重点的に取組むと意気込む。デジタル化や公民連携での区民サービスの充実も推進したいとも。「市民の利便性向上はもちろん、省力化で職員の働きやすさも実現したい」と真っすぐに前を向く。

 ○…生まれも育ちも横浜。自然に芽生えた横浜愛から、市職員の仕事を選んだ。福祉局で保育所整備などを担当したのは、待機児童が全国的に増え始めた30代の頃。「預ける場所がない」「預けられて本当によかった」という保護者の切実な言葉が心に響いた。乳児の時から大人になるまで、悩みの種類は変われど子どもに関する悩みは尽きないもの。「子ども3人は大学生だが、私も未だに悪戦苦闘中。実体験に基づきながら、皆様の悩みに寄り添えられれば」

 ○…7、8年前に減量のために始めたジョギングは、今も続く趣味の一つ。土日は欠かさず10Kmずつ走る。「無心になれるのでリフレッシュできる。心なしか体調もいいんです」。自然豊かな区内の緑道コースを走るのが楽しみだとも。「もう少し時間ができたら、昔やっていたギターを再開したい」とにっこり。

 ○…仕事を続けていく中、強く思うようになったのは、「日々の暮らしの中で、必要なことを支える責任の重さ」。「ただの業務」にするのではなく、本当のニーズをくみ取って施策を進めることの大切さを、職員にも説く。来年は区制30周年の節目の年。「区民の皆さんと一緒になって、今後どんなことができるかを考えていきたい」

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