訓練中に泣き出す子も（上）・火災訓練（右下）・避難訓練
瀬谷区内の保育施設等の防災に関する情報共有化とネットワークづくり推進を目的とした「消防訓練交換会」が11月18日、はら保育園（石井美佐施設長）で実施された。これはＳｅｙａ防災ネットワーク分科会活動の一環。保育施設の懸念事項である『昼寝中の災害対応』について学ぼうと区内の14保育施設22人が参加し、実践的な消防訓練を行った。
訓練は園児たちの昼寝時間に緊急地震速報が発令、５秒後に震度６強の地震が発生したと想定され実施された。室内の安全な空間に園児を誘導し揺れが収まるまで身の安全を確保。揺れが収まった後、第二の安全な空間へと移動、避難行動に備えるという内容。施設の安全点検や避難経路・場所の確認も合わせて行われた。地震対応訓練後、煙発成器を使った火災対応訓練も実施。消防団による初期消火箱を使用した消火活動、消防隊による避難誘導、救出活動が行われた。
訓練後には参加した保育施設関係者らによる意見交換会も開かれ、防災に関する情報の共有化を図った。大山潔瀬谷消防署長は「百聞は一見にしかず、百見は一考にしかず、百考は一行にしかず、百行は一果にしかず」と話し、行動することの大切さを訴えていた。
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