2023年3月に開業が予定される「相鉄・東急直通線」(相鉄新横浜線・東急新横浜線)の新駅「新横浜駅」の見学会が11月24日、報道陣を招き行われた。同駅は2社共同で管理。両社それぞれイメージの異なる改札口が設けられる。また、相鉄線からの乗り入れ本数が1時間あたり最多11本、1日約100往復になるなど、運行概要も発表された。
「相鉄・東急直通線」は3月の開業に向けて工事が進められている新路線。相鉄本線から新宿・渋谷方面へは、19年開業の「相鉄・JR直通線」ですでに乗り換えなしで行くことができるが、東急線を経由し東京メトロや都営地下鉄などに乗り入れることで、ダイレクトにアクセスできる場所が増える。また、新幹線停車駅でもある新横浜駅までの所要時間が、二俣川駅から最速11分になるなど利便性が向上する。
発表された運行計画によると、相鉄線から東急線に乗り入れる1日の運行本数は約100往復(上下約200本)。平日朝ラッシュ時間帯の最多本数は毎時11本となる。そのうちの4本(目黒線方面)が本線から、7本(3本が目黒線方面・4本が東横線方面)がいずみ野線から乗り入れる。日中時間帯は、片道毎時4本から8本が運行される計画だ。直通線による横浜駅方面の本数減を補うため、西谷駅始発の横浜駅行き、横浜駅発の西谷駅行きも設定される。
また、東急線では平日朝ラッシュ時間帯に新横浜駅始発で毎時最多5本(目黒線方面)を運行。相鉄線からの乗り入れと合わせ、毎時最多16本が都心方面へ向かう。
改札は2社で別デザイン
「相鉄・東急直通線」の新駅となる新横浜駅。24日に行われた見学会で駅施設が公開された。
相鉄線と東急線の境となる同駅は両社で共同管理される。相鉄側の南改札はレンガ調のシックなデザイン。二俣川駅や羽沢横浜国大駅などと同様のコンセプトでまとめられている。また、東急側の北改札は、白を基調に都心の洗練されたデザインが取り入れられた。
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