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公開日:2016.04.07
惚れたトマトに全力投球
浜のブランド化へ奮闘中
年間約40品目の野菜を栽培する和泉町の農家・横山宜美さん(31)。中でも力を入れて取り組んでいるのがトマト。「サンロード」という昔ながらの品種にこだわり「いずれ横浜のブランドに」と意気込んでいる。
横山さんは大学卒業後、一般企業に就職。3年後に実家の農家を継ぐためにUターンで就農した。農家としての野菜栽培過程で、トマトは生産管理など、作り手の違いが味に直結することを実感。「自分ならではの味にこだわるならば、これしかない」と、トマト栽培への熱が高まっていった。日本人が好きな野菜であることや他の野菜と比べ、少ない面積でたくさん収穫できる点も魅力だった。
作るのは昔からある「サンロード」という品種。甘み一辺倒ではなく、ほどよい酸味が特徴。口の中で広がるうま味のバランスが絶妙だと言い、自身の大好物でもある。近年、糖度がクローズアップされることが多いトマトにあって、サンロードはいわば変わり種。加えて病気に弱く、手間もかかるので、手がける農家も多くはない。しかし、確かな味わいがプロの料理人らの間で評判を呼び、飲食店等での取扱いも広がってきた。現在、横山さんは2400本を栽培している。
メジャーではないこの品種を、もっと消費者に知ってもらおうと、加工品の製造も始めた。原材料の80%がトマトというシャーベットだ。昨年作った1600個はすべて完売し、今年も4月下旬頃から販売予定。
横浜の地産地消を進める目的で発足した団体「濱の料理人」。横山さんも2014年に入会している。生産者や市場関係者、栄養士などプロ意識の高い人間との出会いは、生産者としての自身が時代に合わせた農業の可能性を追求する刺激となっている。横山さんは「サンロードを広め、いずれは横浜のブランドにしたい。それは地産地消を推進することにつながっていくと思うから」と話している。
横山さんの直売所は「まごころふぁーむ」(和泉町6224)。営業時間・曜日等の詳細はホームページで確認可。問合せは【携帯電話】090・7275・7772。
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