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戸塚区・泉区版 公開:2025年4月24日 エリアトップへ

泉区新橋町 「ご近所」でフェスを 5人の輪が地域に広まり

コミュニティ社会

公開:2025年4月24日

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チラシを手にする湯岡さん(左)、越水さん
チラシを手にする湯岡さん(左)、越水さん

 「ライブステージは個人宅駐車場、ブースは空き地」――。泉区新橋町の戸建て住宅街で4月26日(土)、住民5人が中心となって企画した「ご近所フェス」が開かれる。メンバーの湯岡晴香さん(38)は「近所付き合いが希薄になっている現代だけど、こんなイベントがどこの地域にも広まったら」と語る。

 今回で2回目となるこのイベント。湯岡さん宅の駐車場を使ったステージでは弾き語りやキッズダンス、地元の和太鼓演奏にバンドやヒップホップとさまざまなジャンルでライブを披露する。

 また地主の承諾を得た上で、住宅地にある空き地も活用。カレーや焼きいもなどの飲食の出店のほか、各種ワークショップなども体験できるという。「とにかくいろいろな人が楽しめるものを集めました」と湯岡さんは笑顔で語る。

ガレージを中心に

 会場の目印になるのが、「バー&ファクトリーマイティー」(新橋町194)。地元で生まれ育った越水薫さん(66)が趣味で作ったガレージを元に、息子の麻糸(まいと)さんが作り上げた店舗だ。閑静な住宅街にあって異彩を放つアメリカンな佇まいだが、「こんなかっこいい場所を毎日眺めたい」と湯岡さん一家が7年ほど前に引っ越してきたという。

 薫さんは「店舗にはネオンもついているので、近くに住むのはどちらかというと嫌がられるのが普通。それを気に入ってくれて、面白い人たちが来たなって」と笑顔で振り返る。

 そんなところから近所付き合いが始まったこともあり、すぐさま親戚のような関係に。「子どもが家の鍵を忘れた時にも助けてもらえたり」と湯岡さん。「自分が子育てをする年齢になって、改めて近所付き合いの大切さをつくづく感じました」と語る。

近隣を巻き込み

 ただ「自分たちだけで盛り上がるんじゃなくて、ご近所も一緒に楽しめたら」と昨年11月に1回目のフェスを開催したという。事前に1軒ずつまわって声をかけると、手作りのチラシを配ったこともありイベントも盛況に。さらに前回の開催をきっかけに日頃のあいさつも増えたという。

 湯岡さんは「近所の小さなイベント。こういう場が増えていくといい。子どもたちにも、大人が楽しんでいる姿を見せていけたら」と話す。

 イベントは4月26日(土)午前11時から午後5時まで(雨天順延)。ステージは午後1時から。

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