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茅ヶ崎・寒川 文化

公開日:2026.08.07

映画を通じ平和願う 福田やよいさん

  • 茅ヶ崎平和映画祭のチラシを持って微笑む福田さん

    茅ヶ崎平和映画祭のチラシを持って微笑む福田さん

 第27回茅ヶ崎平和映画祭が8月26日に行われる。同祭では、1999年から年に一度、戦争や平和をテーマとした作品を上映してきた。第1回から現在まで同祭実行委員会の代表を務めてきた福田やよいさん(81)は「平和についてたくさんの人が語り合うことを願い、これまで続けてきた」と話す。

 福田さんは1987年に「茅ヶ崎良い映画を観る会」を立ち上げてから、会員向けに毎月、一般向けに年3回の上映会を開催してきた。「当時は茅ヶ崎市内に映画館がほとんどなかったため、多くの観客が訪れてくれた」と振り返る。毎年夏の時期には平和の映画を上映し続けていたため、「より多くの人に観てもらいたい」と思い、平和映画祭を始めた。

「平和」を伝えるため

 福田さんは1945年に群馬県で生まれた。歳の離れた兄妹がいたことから、「食料不足で大変だったことや、防空壕での悲惨な様子などを教えてもらった」という。大学卒業後は小学校の教員になり、「子どもたちに戦争や平和について考えてもらおうと努めたが、伝え方が難しかった」と話す。62歳で教員を退職した後、もともと好きだった映画の上映会を開催していく中で、「平和や戦争をテーマにした映画を上映することで、人々に考えるきっかけが与えられるのではないか」と考えた。

未来へ受け継ぐ役割

 1998年に『南京1937』を上映した際は、政治団体が抗議運動に押しかけ、警察が出動する事態になった。しかし、「ここでやめたら未来につながらない」と思い、上映を続行したという。そして上映は成功し、メディアに取り上げられたことで来場者も増えた。

 今年で38年目となる「茅ヶ崎良い映画を観る会」は、「月に一回の上映が体力的に難しくなってきた」こともあり、今年度で終了する予定だが、「これからも茅ヶ崎平和映画祭は存続していきたい」と意気込んでいる。実行委員会の役割も若いメンバーに受け継いでいっているというが、「できれば一生かかわっていきたい」と笑顔を見せる。

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