さがみはら中央区・緑区 社会
公開日:2026.08.10
78歳 初スタンディング 「戦争への危機感じ」
8月15日で戦後81年を迎える。2月の衆院選で自民党が圧勝し高市早苗首相が改憲に意欲を示したことを受け、憲法改正反対を掲げる市民運動が全国に波及している。
相模原市内に住む木島光子さんは3月、「(軍事力でなく)外交や知識、倫理観で何とかできる部分があるのでは」と、78歳で初めてデモに参加。相模大野駅前で実施された、街頭に立つ形式の「スタンディング」に足を運んだ。
木島さんは長年看護師として働き、市民団体には所属していない。これまで政治に強い関心を向けてきたこともなかった。防衛費の増額などのニュースを見るうちに「戦争に進んでいる危機感」や「日本はどうなっているんだろう」という思いを募らせ、行動を起こさずにはいられなかったという。
プラカードを用意していなかったため、会場にあったものから選んで手にしたのは「NO WAR」のメッセージ。1時間、じっと通行人にアピールし、他の参加者のスピーチに耳を傾けた。「孫を戦争に送り出すのは嫌だ」という言葉に特に共感したという。
木島さんの目には、通行人は無関心に見えた。「でも、自分もこれまでそうだった。そして、そんな人たちに何か言える知識もない」と自身の非力さを痛感しながら、スタンディングに意味を見出す。「こんなおばあちゃんでも必死で立っているんだよって、少しでも平和を考えるきっかけにしてくれたら良い」
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