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公開日:2026.09.10
泉区中田音頭 レコード発見で復活へ 次世代への継承に期待
泉区の中田で長年親しまれている「中田民謡」・「中田音頭」のレコードが発見された。このレコードは1947年に制作された同2曲を1988年にレコーディングしたもの。コロナ禍前までは地域の小中学校の授業で中田音頭が継承されていたが、ダンスの授業に変わるなどして機会がなくなったという。発見を機に、再びの盛り上がりが期待される。
かつて地域の祭りなどで盛り上がりに一役買っていた「中田民謡」・「中田音頭」。地域住民の自宅から発見されたこのレコードは1988年に制作され、200枚刷られたうちの1枚だ。
同民謡・音頭は終戦からわずか2年後に復興、自分達の町を盛り上げようと中田町の青年団の団員を中心に作成したもの。「中田民謡」は当時流行っていた「明日はお立ちか」という歌謡曲のメロディーに町の発展を願った歌詞がのせられている。「中田音頭」では中田町の自然や祭りのにぎわいを感じさせる曲。コロナ禍まで泉区舞踊協会では地域の小中学校でのレクチャーを通し踊りの継承が続けられていた。現在は授業でダンスが行われることもあり実施されていないという。長年指導に携わってきた泉区舞踊協会の西風九弥恵会長は「これまでテープに焼き増しを繰り返したものを使用していた。きれいな音で踊りを伝えていけたら」と話す。
人の縁で発見に
各地の民謡を集め、踊りのイベントを主催する「みなと会」の関大輝さんが今年2月、「泉区制40周年の現地の講師に教わる中田民謡・中田音頭を踊る会」を開催。ここに、「中田かわら版」で中田の歴史について連載する宮田貞夫さんが参加したことで縁が生まれた。関さんは「地域に根ざした民謡をつなぐことができてよかった」と思いを語る。
宮田さんは制作当時の関係者である菊池八千代さんから、レコード作成の中心人物である高橋良平さんに声をかけ、高橋さんが所持していたレコードの発見へとつながった。菊池さんは「これからの世代の中田町の方にも引き継いでいってほしい。うれしい出来事になった」と笑顔を見せた。
宮田さんは「今回の発見をきっかけに中田民謡・中田音頭がまた盛り上がってくれたらうれしい。地域のつながりを再確認する良い機会にもなった」と話す。地域の楽曲や踊りが次の世代へ継承していく取り組みに期待がかかる。
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