戸塚区・泉区 社会
公開日:2026.11.03
泉区在宅医療相談室 「元気なうちに話し合いを」 緩和ケアをテーマに講演
泉区在宅医療相談室が10月15日、市民啓発講座「在宅で看取るということ〜やらない選択〜」と題した講演を開催した。
今回のテーマは前回のアンケートをもとに決めたといい、約30人が会場で話に聞き入っていた。
講師を務めたのは山手台クリニック(領家)院長の渡邉兼正さん。大学病院の整形外科医局に入局後、救急救命センター配属なども経験し、現在は訪問診療に従事している。
渡邉さんはまず緩和ケアの実情について「希望する場所として『自宅』という人が44%ほど。実際は17%くらいで大部分は病院が担う。差を埋めていくには社会的なインフラを整える必要がある」とした。
治療よりも大事なこと
また、初期認知症ながら運動が好きな患者の例を挙げ、「認知症の治療薬の副作用で運動ができなくなってしまった。治療が目的ではなく、幸せに生きることが大切なのでは」と指摘した。「治療をしない判断は家族には難しい。だから、元気なうちに話し合っておくべき」と呼びかけた。
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