4月25日に横浜商工会議所金沢支部長に就任した 舩嵜(ふなざき) 博和さん 金沢区能見台在住 48歳
「当たり前」プライド胸に
○…約600社が加盟する金沢支部の新支部長に就任した。来春、支部は30周年を迎える。「今はそれに向けたイベントを検討中。これからは、次の世代にどう引き継ぐかが重要」。工業団地を抱える金沢区は中小企業も多い。最近の課題は人手不足。外国人雇用対策の勉強会を開くなど地域の活性化に繋がる“企業の活性化”にも力を注ぐ。
○…高校卒業後は不動産会社で営業を担当。「心がけたのはお客さん一人一人に寄り添った対応」だ。息子の誕生をきっかけに妻の父が経営する線路の維持管理を行う会社に入社。深夜作業の多い現場を約3年担当した。「電車は安心安全に走るもの。その信頼に応えなければ」。当たり前のことを当たり前にするプライドは、経営者となった今では社員全体のものに。意識するのは「社員との交流」。年に数回、社員旅行や懇親会を開き、社員に寄り添う。「コミュニケーションは基本」と営業時代に培った対話力で会社をまとめる。
○…家族との時間も大切にしている。「学生時代からやっているスキーは今も家族と泊りがけで行く。ゴルフも一緒にやっていたよ」と笑顔で話す。年に1度は14歳の息子と親子フットサルにも参加。「最近はお互いに忙しく、なかなか息子と時間が合わず寂しい」と苦笑する。健康のために筋トレも継続。「続けないとすぐにダメになってしまうのは、仕事にも通じる」
○…「地域に支えられてきた会社。地域との関わりを今後も継続したい」。そんな思いでロータリークラブや防犯協会など地域に貢献する団体に20ほど所属。「異業種の人たちとの交流はとても勉強になる」。息子にとっては故郷となる金沢区。「海や山、歴史もあるこの地域の魅力をもっと活かせるように励みたい」と意気込む。
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