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公開日:2026.10.29
横浜市立大学・関東学院大学 「がん」テーマに学生交流会 医学と教育の垣根超え
市が今年度初めて実施した「がん」をテーマにした学生交流会が10月3日、関東学院大学金沢八景キャンパスで開催された。医療を学ぶ横浜市大と教育を学ぶ関東学院の大学生が大学や学科の枠を越えて対話し、がんの正しい知識や教育の観点から理解を深めた。
この交流会は、横浜市と横浜市立大学が今年4月に締結した「若年層への教育的取組等を通じた医療・健康に関する市民理解促進のための連携協定」に基づく取組の第1弾として実施された。
当日は市大の医療啓発学生団体「YDC(Yokohama Dream Catchers)」の医学部医学科・看護学科生5人と、臨床心理学や病弱児の心理的支援を研究する関東学院大教育学部の津村麻紀ゼミの学生5人、計10人が参加。将来、医療や教育の現場を担う学生同士が集まった。
交流会は2部制で進行。第1部では、YDCの学生が、スライドをもとに、がんの現状や予防、検診の重要性、小児がんの基礎知識などを紹介。専門用語を使うのではなく「医療を学んでいない人にも伝わる表現」に噛み砕いた丁寧な説明が行われた。
第2部の意見交換では、「若い世代にがんへの関心を持ってもらうにはどうすればよいか」などをテーマに、2グループに分かれて意見を交わした。「ショート動画で発信する」「学校で学ぶ機会の確保」など、若者ならではの視点から様々なアイデアが出され、初対面の学生同士による議論は活発に行われた。
双方に学びや気づき
教育学部の学生からは「医学の視点から話を聞けて新鮮だった」「医療現場で不安なことや、子どもと関わる上で気になることを聞けた。教育の立場から何ができるかを考えていきたい」といった感想が挙がり、医学部の学生にとっても、普段接する成人患者とは異なる「子どもや教育現場の視点」を学ぶ貴重な機会となった。
参加者からは「帰ったらがんについて親と話してみようと思う」という声も聞かれ、家庭や身近な人へ学びを広げるきっかけにもなっている。
市医療局地域医療部がん・疾病対策課の紺野久美子課長は「互いの専門性を生かして学び合う取り組みは珍しい。今回をきっかけに、将来医療や教育に携わる人材が連携し、正しい知識や啓発が広がっていけば」と話した。
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