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藤沢 スポーツ

公開日:2026.10.23

西浜サーフセービングクラブ 荒波制し全日本3連覇 台風越え挑み、最高得点

  • 波に向かう選手陣(同クラブ提供)

    波に向かう選手陣(同クラブ提供)

 波しぶきが舞う激闘の浜辺で、王者は再び歓喜の瞬間を迎えた。「第52回 全日本ライフセービング選手権大会」が10日〜12日、片瀬西浜海岸で開かれ、「西浜サーフライフセービングクラブ」が圧巻のパフォーマンスを披露。ライバルたちの猛追を退け、総合優勝に輝いた。同大会では3連覇を達成しただけでなく、クラブの歴史にその名を刻む歴代最高の564点を叩き出すという快挙を成し遂げた。

 (公財)日本ライフセービング協会が主催する同大会。今年は全国9ブロックの予選を通過した53チーム、665人のライフセーバーが走る・泳ぐ・漕ぐの総合力を競い合った。

 大会終盤、台風の影響でサーフスキー男女とオーシャンマンリレー男女の計4種目が中止になる展開となった。「もし全種目が実施されていれば、幻の600点オーバーすら狙えた」と篠岳瑠理事長がいうほど圧倒的な勢いで、「絶対王者・西浜」の存在感を全国に知らしめた。

 ライフセービングの基本で、沖のブイを回って泳ぐ「サーフレース」女子では浜地沙羅選手が金メダルを獲得すると、鴨林夏花選手が2位に入り、ワンツーフィニッシュ。男子でも志賀海空選手が過酷な波を読み、堂々の頂点に立った。

 パドルボードを巧みに操り波に乗る「ボードレース」では、層の厚さを見せつけた。男子では浜地櫂依選手が激戦を制し優勝を飾ると、高田理世選手が2位、相澤虎大選手が3位と続き、西浜勢が表彰台を独占。スイム・ボード・サーフスキー・ランの4種目を一人でこなす最過酷種目「オーシャンウーマン」でも浜地沙羅選手が2冠目を達成し、槍田愛選手が2位で続くなど、個の能力の高さが光った。

 溺者役を救者・補助役が引き上げる「レスキューチューブレスキュー」では女子優勝、男子2位。一人が溺者役、一人がボードで救助に向かう「ボードレスキュー」女子でも、浜地・鴨林ペアが息の合ったパドリングで頂点を極めた。「ビーチリレー」では女子がトップ、砂浜を走り抜く「2キロビーチラン」でも男子の中川慎太郎選手が2位に入るなど、陸海問わず躍進。未来を背負うU12「ニッパーボード」(エキシビジョン)でも次世代の俊英が多数入賞した。

 大会後、篠理事長は「3連覇を達成したが、何より誇りに思うのは海水浴場の監視にあたり、無事故で夏を終えられたこと。これからも地域とともに海を守り、子どもたちの未来を育み、日本のライフセービングをさらに前へ進めていきたい」とコメントした。

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