イトーヨーカドー桂台店で4月17日、一人での買い物に不安を感じる高齢者にボランティアが同行し支援を行う「スローショッピング」が実施され、高齢者4人が参加した。政令市では初の取り組み。
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栄区の桂台地域は高台にある住宅地。高齢化率が高く湘南桂台自治会の平野義尚会長には以前から「免許を返納してから買い物が大変」と言った高齢者からの声が寄せられていたという。そこで、同自治会は今回の取り組みを発案。横浜市、(株)イトーヨーカ堂、栄区社協、桂台地域ケアプラザの協力を得て、今年1月と2月に試行的に実施し、4月から月1回(第3水曜日)のペースで正式実施となった。
参加者4人は正式実施の1回目となった17日、各2人のボランティアと共に店内を回り買い物を行った。ボランティアの役割は商品の陳列場所を探したり、会計時金銭授受の手助けをしたりなど。買い物終了後は参加者の自宅まで同行し、荷物を玄関先まで届けるという。参加した1人暮らしの女性(90)は「重い物は一人だと買えない。ボランティアがいるととても安心」と話した。なお参加には同地域ケアプラへの事前申込が必要。
ボランティアも好意的
継続的に取り組みを続けるためにはボランティアの確保が必須となるが、勝呂朋子同地域ケアプラザ所長は「今後人数が増えても対応できるボランティアが確保されている」という。桂台地域は「ミニボラ」と呼ばれる短時間のボランティア活動が活発で、そうした土壌がこの取り組みにも生かされた。17日にボランティアで参加した女性は「他の人の買い物を見ると、自分の知らない商品を買っていることもあり、新しい発見になった」と好意的に話した。
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