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港南区・栄区 人物風土記

公開日:2025.04.10

3月21日付で栄警察署長に就任した
塩田 信之さん
桂町在勤 59歳

皆の記憶に残る署長へ

 ○…第一交通機動隊や外国人の不法滞在などを取り締まる外事警察官などを歴任して、栄警察署長に就任。区の印象については「いたち川を散歩していた時、すれ違う人たちが毎回あいさつをしてくれた。歴代署長たちから『住民が温かい街』と聞いていたが、本当だった」と笑顔で語る。署長就任に対しての意気込みを「区民の安全を守ることに全力を注ぎたい」と力を込めて語った。

 ○…白バイに憧れたのがきっかけで警察官の道へ。交番勤務などを経験し、警察学校の授業で興味を持った外事警察官として20代を過ごす。30代の時に設置された警察官への苦情に対応する部署での日々が印象に残っている。「2001年ごろは『警察改革』と言って、不祥事防止などに注力していた」と振り返る。1日中、苦情を聞き続けたが「警察が変わる時期に貢献できたのは嬉しかった」と胸を張る。

 ○…趣味はキャンプ。子どもの時に父に連れられたのがきっかけで、結婚後も家族で相模原市のキャンプ場などによく出かけた。キャンプの魅力を「火を囲んでご飯を食べると仲良くなれるところ」と力説し、「これまでどの部署に行っても仲間を誘って、キャンプに行ってきた」と振り返る。署長に就任し、遠出する機会は減るが「自然の多い栄区を満喫したい」と笑みを浮かべる

 ○…「若い時に親しみやすく接してくれた先輩の『先を見据えて学び続けるべき』という言葉が今でも記憶に残っている。私も皆さんの記憶に残る人でありたい」と理想の署長像を明かした。そのために「まずは署内を歩いて、署員と話すようにしている」とコミュニケーションに力を入れる。今後も署員と連携を取りながら、区内の安全のために奔走する。

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