中区・西区・南区 コラム
公開日:2017.05.25
デビュー 祝 20周年
ゆずの素めぐり
磯子区岡村 三殿台遺跡
横浜が生んだアーティストゆず。始まりの場所をめぐり、彼らのわだちを辿ります。嗚呼、青春の日々を過ごしたふるさとにゴーイングホーム。
ゆずの北川悠仁さんと岩沢厚治さんが「何があるわけではないけれど、思い出深い場所」と本紙のインタビュー取材でも語っていた場所がここ「三殿台(さんとのだい)遺跡」。ハマッ子なら一度は遠足で行ったことがあるのでは? 2人の母校である岡村小学校に隣接していることもあり、「幼少期によく遊んでいた場所」として記憶に残っているようだが、縄文・弥生・古墳時代の集落跡として「国の指定史跡」になっている貴重な遺跡なのだ。
ファンにはアルバム『すみれ』(2003年)のブックレットに登場する場所として知られる人気スポット。敷地内の展示棟では発掘された壺や貝塚標本が並ぶ傍らで、訪れたゆずっこ(ファン)がメッセージを残せるようにと「ゆずっ子ノート」を設置。岡村の道案内はもちろん、帰りの時間から逆算して最適なゆずの聖地巡りプランを提案してくれるなど、おもてなしの心を持ったスタッフの”神対応”に驚くばかり。「ゆずの2人はいい青年だよね。ゆずっこさんも礼儀正しくいい子。ここのスタッフは皆ゆずが好きなんです」と和久井清司館長。
一方、同地の歴史を伝える重要な役割を担っていることも忘れない。記念撮影を楽しむファンに「『今君たちが立っているのは弥生時代の住居跡だよ』と話すことも。彼らの軌跡と共に岡村の歴史も知って欲しい」。
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