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中区・西区・南区 社会

公開日:2023.07.27

県オールトヨタ
災害時に車両で電源供給
県と貸与の協定締結

  • 貸与車両の前で(左から)安藤社長、黒岩知事、印出副社長

 ウエインズトヨタ神奈川(株)(宮原漢二社長)=中区=と神奈川トヨタ自動車(株)(安藤栄一社長)=神奈川区=の2社による神奈川県オールトヨタ販売店は7月12日、『災害時における外部給電可能車両等の貸与に関する協定』を神奈川県と締結した。

 この協定は、神奈川県内での災害発生時に、電力確保や物資輸送の円滑化を図るために締結されたもの。

 同店が電源供給が可能な電気自動車などの電動車や自動車からの外部給電器と貨物自動車(最大積載量1・5トン未満)を貸与する。同店は県内各地に店舗を構えているため、災害発生場所や各販売店の保有する車両により臨機応変に対応するという。確保した電力は、避難所で避難者が持つ携帯電話の充電などでの使用を想定している。

 締結式は神奈川県庁で行われ、黒岩祐治県知事をはじめ、神奈川トヨタの安藤社長、ウエインズトヨタの印出和憲副社長らが出席した。今回の協定締結に対して、「いつ起こるかわからない災害の発生時に、地域の一員として貢献できるよう、車両の貸与を決めた」と安藤社長。黒岩知事は「災害時に、蓄電池に代わる車両を貸与いただくことは、被災地に灯をつなげることになり、大変ありがたい」と感謝を述べた。

 協定後は、同協定の貸与車両で水素燃料電池自動車「MIRAI」の前で写真撮影や車両説明などを行った。

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