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堀ノ内町2丁目 崖崩れ再発に不安の声 補強不十分の可能性も

社会

掲載号:2015年5月6日号

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崖の上部が崩れた現場(4月24日撮影)
崖の上部が崩れた現場(4月24日撮影)

 堀ノ内町2丁目の住宅建設現場で4月23日、工事中に崖崩れが発生した。けが人はいなかったものの、同所では2010年にも崖崩れが起き、市が指導や是正措置命令を出していた。度重なる事故に周辺住民からは「また起きるのではないか」と不安の声が聞かれる。

 現場は高低差約15mの崖地で建築主は戸塚区の業者。戸建て地下車庫付きの住宅5棟を建築する計画で、08年に建築確認を受け、11月から工事が始まった。

 南区総務課によると、今回は幅10mにわたって斜面が崩落。土砂は現場前の道路の手前まで押し寄せた。けが人はいなかった。

 この場所では10年4月、掘削工事により、崖の一部が崩落。市建築局が業者側に安全対策を行うよう指導していたが、9月にも縦7m、横20mのコンクリート製の枠が10m崩落し、崖の上に住んでいた住民2人が自主的に避難する事態となった。いずれも、業者が地盤の崩落を防ぐための工事を十分に行ってこなかったことが原因とみられる。

 これを受けて10月には建築基準法に基づく是正措置命令が業者に出された。業者は斜面にモルタルを吹き付け、ボルトを岩盤に埋め込むなどの措置を取った。同局によると、その後は工事の中断と再開を繰り返しており、毎年、工事を進めるように文書で業者に勧告していた。

異例の命令後事故

 是正措置命令後に崩落が起きたことを同局は「あまり例がない」といい、「断定できないが、崩落防止措置が十分だったのかという疑問はある」と話す。

 事故直後から崩落を防ぐための工事が行われており、終わり次第、市が業者への対応を考えるという。

 建築主の業者は「安全に注意していたが、土の劣化が想像以上だった」という。復旧次第、住宅建設工事を進める意向を示している。

 現場のそばに住む男性は「『またか』という感じ。この場所に家を建てるとこと自体が無理なのではないか。また事故が起きるのではと心配」と業者側の姿勢に疑問を投げかけている。

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