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南区 人物風土記

公開日:2015.07.09

南区更生保護女性会の会長を務める
大坪 路子さん
永田東在住 66歳

心開くまで手を差し伸べる

 ○…非行や犯罪に陥った人の更生を支援する同会の会長に5月に就任。126人が所属する同会で「一人ひとりの会員と言葉を交わしながら取り組みを進めていけたら」と抱負を語る。昨年まで17年間保護司を務めたほか、少年補導員としても10年以上活動する。「ずっと関わってきた子どもに何かが伝わってくれたら嬉しい」と優しく笑う。

 ○…緑豊かな秋田県で生まれる。小学生で都内に越した後も、「大自然と私は切っても切れない関係」と、よく一人で自然観察に繰り出したという。大手銀行の職員を務めた後、中学からの知り合いだった夫と25歳で結婚。3人の子どもが通った永田小・中学校でPTA役員として活動し、中学では3年間会長を務めた。「やりたがる人がいなかったから、たまたま任されただけ」と謙遜する。

 ○…PTA活動が落ち着き始めたころ、知り合いに誘われて保護司に。子どもと向き合う時は、「壁を一切作らない。自分から心を開いてくれるまで、時間がかかってもいい」ときっぱり。かつて関わった子どもが成長し、街中で声を掛けられることも増えた。「わざわざ運転中の車を止めて、『これから仕事なんです』とあいさつしてくれた。立派な社会人になった」と嬉しそうにほほ笑む。

 ○…5年前に夫が他界し、現在は長女夫婦と3人の孫と暮らす。30年以上住む南区は、「自然がまだまだ残っている。犬の散歩中に真っ白なアライグマを見た」と笑顔。長女や六ツ川に住む次女と一緒にショッピングに繰り出すこともあり、「夫には『幸せを感じて生活しています』と伝えたい」と天を見上げる。更生施設での植栽や食事の用意など、多岐に渡る更生保護女性会の活動。事務局の再編もあり、悪戦苦闘の日々だが「『なんとかしたい』というメンバーの意欲を感じている」と手応えをつかむ。「寄り添う大人がいれば、子どもは救われる」と優しく手を差し伸べ続ける。

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