大本山總持寺の紫雲臺（しうんたい）で６月13日、琵琶弾き語りと源氏物語を学ぶ講座が開かれた＝写真。
これは、鶴見歴史の会が主催したもので、鶴見の歴史を学ぶ「寺子屋あらかると」と源氏物語を読み解く講座の合同企画で実施したもの。
当日は約１５０人が参加。講師には伝統的な雅楽古典曲から現代曲まで演奏し、国内外で活動する琵琶奏者の塩高和之さんを招き、国の登録有形文化財に指定されている紫雲臺の広間に琵琶の美しい音色が響いた。
演奏の間には、塩高さんが源氏物語での琵琶の描写を説明。琵琶の名手として描かれている明石の君について触れ、「琵琶の地位が雅楽の中で注目された最初の瞬間であったともいえる」と解説した。主催した鶴見歴史の会の関係者は「總持寺様のご厚意で紫雲臺という素晴らしい会場を提供していただき、参加された皆さんも喜ばれていました」と話した。
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