横浜市医師会聖灯看護専門学校=下野谷町=で教員を務める荒井八重子さんが8月23日、保土ケ谷消防署から感謝状の贈呈を受けた。
これは、荒井さんが6月26日に相鉄線天王町駅=保土ケ谷区=の構内で心肺停止状態に陥っていた男性を発見し、適切な処置をしたことに対する感謝を示したもの。
荒井さんが倒れている男性を発見した際、呼びかけをしたが反応がなく、脈や呼吸も感じられなかった。「心停止は発生してから2、3分の対応でその後が変わる」と荒井さんはすぐに駅員にAEDと救急車の要請を依頼。AEDの到着まで、その場に居合わせた看護師が胸骨圧迫などの処置を行い、荒井さんは秒刻みの経過管理や男性の状態を観察。状況や処置の情報が的確に救急隊に引き継がれた。
荒井さんらの迅速かつ適切な行動により、男性はその後、後遺症なく社会復帰を果たした。
贈呈式では、同署の堀田廣公署長が同校に来校。「冷静な対応で人命を救っていただいた勇気と行動力に感謝したい」と述べた。荒井さんは「後遺症もなく社会復帰できた連絡を受け大変嬉しい。役割を分担し、連携して速やかに対応できたことを今後にも活かしたい」と笑顔で語った。
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