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鶴見区 人物風土記

公開日:2024.08.08

仏事「盂蘭盆会」を主催した鶴見区仏教婦人会で会長を務める
生方 文さん
寺谷在住 56歳

感謝忘れず、他者を尊重

 ○…先祖を供養する仏事「盂蘭盆会」を主催した鶴見区仏教婦人会で、今年から会長を務める。盂蘭盆会は同会発足の翌年、1952年から続く恒例仏事。だが、全国的に見ても様々な宗派が揃って1つの仏事を行うのは珍しい。「私たちにとっては当たり前だと思っていた部分もあるので不思議な感覚」と笑顔で語る。過去の盂蘭盆会の収益は災害被災地への支援に充てられ、今回は能登半島地震の被災地に寄付する。「先代たちが繋いできた思いを私たちも継承していきたい」

 ○…広島県出身。幼少期は親の仕事の都合で13回の引っ越しを経験し、福岡や兵庫など様々な地で暮らした。20年ほど前に寺谷の光瑞山天王院に嫁いだ際は、「お寺に住むことになるので、もう引っ越ししなくていいんだと思いました」と笑顔で語る。しかし、普通の暮らしとは大きく異なる寺での生活に慣れるには10年近くかかった。「常に誰かがお寺にいないといけないので、家族旅行に行けなかったり。理解しているつもりだったけど、最初の頃はショックでした」と苦笑い。「でもイメージしていた精進料理とかではなく、普通の家庭料理を作っていいんだと安心しました」と白い歯を見せる。

 ○…住職を支え寺を守りながら、2人の娘を育ててきた。「下の娘はほとんど姉のおさがりを使わされていたけれど、初めて水筒を買ってあげた時に『新品だ』と喜んでいたのは良い思い出」と母の顔を見せる。

 ○…他者を尊重することを大切に毎日を過ごす。「一人ひとり違う考えがあるのであれば、その思いを汲み取らなければ」。自身も嫁いだ際に、仏教婦人会や檀家から多くの支援を受けてきた。「この感謝を忘れることなく、毎日を過ごしていきたいです」

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