声優団体「コエコプロジェクト」のリーダーとして社会貢献をしている 篠宮 沙絵子さん 横浜市出身 27歳
いつかは「故郷に錦」を
○…10人ほどの若手声優たちが集まり、自分たちの声を活かして社会に貢献しようと立ち上げられた「コエコプロジェクト」のリーダー。昨年から、市循環局のヨコハマ3R夢(スリム)関連イベントなどに協力しており、「普通に仕事をしている中ではなかなかできない経験。本当に楽しいです」と笑顔で話す。あくまでも、声優としての仕事が第一。その上で、自分たちが楽しめる範囲で活動を行う。
○…幼少の頃は、神奈川スケートリンクで遊ぶような活発な子だった。中学生になると、ラジオの番組を聞くようになった。「ながら聞き」をしていても、いつの間にか手を止めてしまう魅力に「声だけでこれだけ人を楽しませることができるのか」と驚いた。そんな経験から、漠然と「声」を使った職業への憧れを抱くようになった。高校時代、声優志望の友人と専門学校を見学に行った。そこで体験したアテレコが楽しく、声優になることを決めたという。「声優業界は水物。心配してくれる人が多かった」。それでも自分の意志を貫いた。当時は反対していた人たちも、今は応援してくれる。
○…父と兄の3人家族。兄は、仕事からプライベートまで様々なアドバイスをくれる良き理解者。RPGなどのTVゲームが趣味なのも兄の影響だ。そして、3R夢イベントに参加することを、誰よりも喜んでくれているのが父だという。「普段なかなか見せることのできない自分の仕事姿を、家族に見せられた」と、本人も喜んでいる。
○…「コエコプロジェクト」の活動を始めてから、人との出会いが増えた。今後も声優の仕事を第一にしつつ、プロジェクトを続ける。「いろんな人から学びたい。どんどん吸収して成長しないと」。そしていつかは、自分に声の仕事と出会うきっかけをくれたFMヨコハマでパーソナリティをやるのが夢だ。「故郷に錦を飾りたい」と話すその決意は固い。
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