子安小学校
全校児童でギネス挑戦
ペットボトルで「周年」表現

ペットボトルを並べる挑戦中の様子

　子安小学校で11月16日、ペットボトルを数字の形に並べる最大の本数のギネス世界記録に挑戦した。完成したのは来年同校が迎える１５０周年にちなみ、１２００本で「１５０」の文字を浮かび上がらせた。

市内３番目の大規模校

　明治６（１８７３）年創立の同校は、現在１１３２人の児童を擁する市内３番目の大規模校。10月に行われた運動会では演技の隊形で１５０を表したり、正門そばの花壇で１５０の花文字を作ったりするなど、節目に向けて随所で周年の数字が出現してきた。

　その一環として、ギネス記録に挑戦することに。全校児童で挑戦できる記録にしようと、「ハイタッチ」や「だるまさんが転んだ」などの案が出てくる中で、コロナ禍でも取り組みやすい今回のチャレンジが実現した。

200本の記録更新

　超えるべき現在の記録は１千本。児童１人ひとりが並べた上で教職員も加わり、ギネスを２００本上回る１２００本での記録更新を計画した。

　当日は各自で５００ミリリットルのペットボトルを持ち寄り、クラスごとに中庭に登場して、水をいっぱいに詰めたペットボトルを置いていった。朝から約３時間をかけ、横約８ｍ・縦約３ｍの大きな「１５０」が出来上がった。

　ギネス記録実行委員会を務めた小学６年生の児童は「数字のゼロの部分を形作るためのバランスなどが大変だったけど、こんなに多くの数を学校のみんなが頑張って並べてくれた。ギネス記録に認められたら嬉しいです」と達成感をにじませた。

　完成後、同校はギネスに結果を申請。創立記念日に合わせて、来年１月14日に行われる「創立１５０周年を祝う会」で、世界記録を塗り替えることができたかどうかを発表する予定だ。