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公開日:2026.08.06

横浜技調 人工干潟で生物観察 親子9組22人が参加

  • 人工干潟で生物をさがす参加者たち

    人工干潟で生物をさがす参加者たち

  • 採取した生物を観察する参加児童

    採取した生物を観察する参加児童

 国土交通省関東地方整備局の横浜港湾空港技術調査事務所は7月28日、小学生を対象とした生物観察会「横浜の海はいま?」を実施した。9組22人の親子が参加し、同所が管理する人工干潟「潮彩の渚」=橋本町=で生物を採取、観察した。

 同所は2008年に竣工され、水環境の改善を目的とした生物生息場の創出や、マイクロプラスチックの実態把握などを目的に作られた人工干潟。幸ケ谷小学校や港北区の篠原小学校などでは環境の勉強へのきっかけづくりとして、生物に触れる環境学習の授業などに同所が使われている。

 今回のイベントは市民が海辺の生物と触れ合う機会を創出するため、毎年実施されているもの。

 当日は明星大学の伊藤寿茂准教授が干潟に住む生物について解説したあと、子どもたちは実際に干潟に出てカニや貝、ハゼなどの生物を採取し施設内で観察した。

 昨年の授業で干潟や海の生物に興味を抱き参加したという幸ケ谷小5年の笹谷祐太朗さん(10)は「海の生物を見るのが楽しい。知り尽くしていると思っていたが色んな生き物がいると分かった」と話した。

新たな生物も

 今年3月で204種類を記録していた同干潟の生物。今回汽水域などに生息する「ヒナハゼ」が初めて発見された。昨年度の幸ケ谷小や篠原小の活動でも数種類が新たに見つかったという。「子どもたちも立派な調査隊」と同所の大坪貴明環境課長。

 ムラサキガイなどの外来生物の姿も見られたが、伊藤准教授によると、ほとんどの水辺には外来生物と在来生物が共存しているという。「外来生物に単に悪いイメージを抱くのではなく、たどり着いた経緯や事情、在来生物と共存している現状を実際に見て実感することで、子どもたちの海の生物への理解が深まれば」と話す。

 また、採取した海水や砂の中には、流れ着いたマイクロプラスチックも。小林茂則所長は「環境問題を学ぶ場として、引き続き活用していただきたい」と話した。

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