藤沢 社会
公開日:2026.09.18
ペットと暮らす未来のまち 共生社会へ新機構発足
人とペットが共に健やかで快適に暮らせるペットウェルネスシティーの実現を目指す(一社)ペットライフイノベーション機構が来月1日、設立する。今月9日には日本大学生物資源科学部教授で獣医師の枝村一弥さん、元藤沢市議会議員でがんの早期発見や治療法などの研究開発を行うISM(株)の宮戸みつるさん、(株)HEALTH LAB TOKYOの竹内大介さんらメンバーや関係者が鵠沼海岸の海の家「ロコハロイ」に集い、新たなまちづくりに向けた互いの思いを語り合った。
地域つなぐ輪
同機構が掲げるのは、「未病」「ウェルネス」「防災」を軸とした社会インフラの構築だ。ペットが大病を患う前に健康状態を把握したり、日々の暮らしを豊かにしたりする取り組みのほか、災害時のペット同行・同伴避難体制の構築などを行政や大学、研究機関、動物病院、企業などが手を取り合って推進していきたい考え。
またペット好きだけのまちづくりではない点も強調する。犬が苦手な人やアレルギーのある人も暮らしているため、公共空間でのルール徹底やマナー教育といった工夫と配慮を前提とし、ペットを必要とする人に届く社会設計を構想。欧州などでは愛犬と公共交通機関へそのまま乗車することが日常的な風景となっていることにも触れ、地元の交通インフラとも連携し、「犬と一緒に乗れる車両」の実装なども視野に入れる。
発起人の一人、宮戸さんは最愛の妻を亡くし、深い喪失感を経験。「打ちひしがれる心を唯一支えてくれたのが愛犬だった」と振り返る。「ペットが人の心身の健康や生活の支えになることを身をもって実感した」というつらい過去が、事業にかける原動力となった。
同機構は今後、実証実験の実施や地域イベントを通じた啓発活動を順次展開していく。
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