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横須賀・三浦 人物風土記

公開日:2026.10.16

「愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会」水泳競技の日本代表として出場する 直井 駿弥(としひろ)さん 横須賀市在住 18歳

  • 直井 駿弥(としひろ)さん (写真1)

無限の伸びしろ、世界へ挑む

 ○…「自分には伸びしろしかない」。その笑顔に底知れぬポテンシャルが滲む。今年5月の「パラ水泳ワールドシリーズ富士・静岡2026」で自己ベストを更新し、決勝2位で日本代表推薦基準を突破。「とにかくうれしかった」と振り返る。勢いそのままに10月18日に開幕する「愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会」の100m平泳ぎの知的障害の部で世界に挑む。

 ○…水泳を始めたのは、幼稚園の時に教室に通う兄に付き添ったのがきっかけ。泳ぐ楽しさを知り、水泳の道へ足を踏み入れた。本格的な選手活動は2年前から。24年4月に選手登録し、5月の日本選手権では初出場で初優勝、水泳界を驚かせた。順調に成長を重ねているが、今夏に行われた強化合宿で世界記録保持者と同プールで泳ぐと「1かきで離された」と実力差を痛感。自身の課題であるストロークのテンポ向上や、力強い蹴りの習得に励んでいる。

 ○…日中は祖父の設備関係の仕事の手伝いや、所属チームで子どもたちの水泳指導に当たる。夜は「佐島の丘温水プール」などで練習を重ねる日々。転戦する世界各地のプールでは「水がしょっぱかったり、甘い匂いがしたりする」と独特の体験を話し、泳いだ時に手に伝わる水の柔らかさや硬さなどの水質の変化を敏感に捉える鋭い感覚を強みとする。加えて、「どんな場所でもやることは一緒」と、環境の変化に動じない強心臓も持ちあわせている。

 ○…見据える先は今大会での金メダル、そして2年後に控えるロス・パラリンピックでのメダル獲得だ。「現状は厳しい」と自己分析し、「来年の世界選手権でロスへの切符となる派遣標準記録の突破」を目標に掲げる。世界への挑戦は始まったばかりだ。

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