多摩区・麻生区 社会
公開日:2022.08.26
痴漢・盗撮 撲滅を
多摩署ら 総勢30人で啓発
多摩警察署(信澤公昭署長)は県警鉄道警察隊と共に8月18日、登戸駅で痴漢・盗撮の撲滅を呼びかけるキャンペーンを実施した。
JR東日本と小田急電鉄の登戸駅長らも加わり、総勢約30人で啓発チラシやグッズを通行人に配布。「ちかん・盗撮 犯罪です」と大きく書かれたのぼり旗も複数掲げ、チラシでは被害に遭わないための注意点などを発信した。配布後は、警察署員らが駅構内をパトロールした。
今年1月から7月末に同署管内で認知された痴漢・盗撮の件数は24件。昨年同期比で1・5倍に増加したことを受け、今回のキャンペーンを企画した。
県警鉄道警察隊の鈴木淳隊長は「夏の暑い時季は薄着になるほか、夏休みが終わり学生が動き出すと被害の増加が危惧される」と指摘。信澤署長は「学生や若い女性が狙われやすく、被害に遭ったら勇気を持って声を上げてほしい。鉄道事業者とも連携して撲滅に向けて動いていく」と語った。小田急線登戸駅の高橋英司駅長は「定期的に警察と協力し、キャンペーンをしていけたら」と展望を述べた。
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