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公開日:2022.09.30

JAそ菜部菅支部
のらぼう菜 乾麺でPR
菅中美術部がデザイン協力

  • セレサモス麻生店で、デザインした商品を持つ安藤さん(左)と大野さん

    セレサモス麻生店で、デザインした商品を持つ安藤さん(左)と大野さん

 JAセレサ川崎そ菜部菅支部(小嶋靖夫支部長)はこのほど、地元の伝統野菜「のらぼう菜」のうどんと、同種から生まれた新品種「かわさきつや菜」のそうめんを乾麺として商品化。9月23日、大型農産物直売所「セレサモス」麻生店・宮前店で販売が始まった。パッケージのデザインは市立菅中学校美術部が協力し、地域一丸で両品種の周知につなげていく。



 菅地区を中心に古くから栽培されているのらぼう菜は、アブラナ科の野菜。苦みが少なく甘みの強さが特長で、例年2月下旬から4月末ごろまでが収穫期となる。かわさきつや菜は川崎市農業技術支援センター(菅仙谷)で誕生し、「川崎市農技1号」の名称で2019年に品種登録。葉や茎に光沢があり、21年に公募で愛称が付けられた。



 そ菜部菅支部による商品化は、伝統野菜の認知度向上と、収穫時に廃棄される外葉の有効活用を目指し20年に始動。年間を通じた広報につながるよう、ペーストを織り交ぜた乾麺の販売に行きついた。地域連携の考えから、パッケージのデザインは菅中美術部に昨年依頼。31点が集まり、同支部の審査の結果、当時3年生だった大野鈴さん(専修大附属高1年)の作品がうどん、安藤愛菜(らな)さん(生田東高1年)の作品がそうめんに採用された。



「名人」 思い継ぎ



 菅小学校の授業で学習するなど、のらぼう菜に元々馴染みがあったという大野さんと安藤さん。発売当日、麻生店の特設ブースに並ぶ商品を手にした大野さんは、「のらぼう菜と一目でわかるように濃い緑色で強調した。皆に好かれる商品になったら」と笑みを見せた。安藤さんは「温かみを感じられるデザインにした。たくさんの人の手に届けばうれしい」と話していた。



 商品化にあたっては、菅野戸呂で「名人」としてのらぼう菜の栽培や継承に尽力し、一昨年88歳で亡くなった高橋孝次さんの思いも受け継がれている。地元農家18人の菅支部を率いる小嶋支部長(75)は、「高橋さんの努力があって、引き継いでこういう形になった。加工品を通じてのらぼう菜を知ってもらえたら」と思いを込めた。現状、繊維質の加工には課題が残るといい、「これからどう改良するか考えていく」とも語った。



 各商品200グラム、税込280円。セレサモス両店で購入できる。

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