麻生区版 掲載号:2016年3月18日号
  • googleplus
  • LINE

明大と市内企業 JICA支援事業に採択 農業技術、ベトナム進出へ

経済

「ゼロアグリ」を設置している熊本県のハウス=同社提供(昨年撮影)
「ゼロアグリ」を設置している熊本県のハウス=同社提供(昨年撮影)
 明治大学と多摩区の(株)ルートレック・ネットワークスが共同開発したICT養液土耕システム「ゼロアグリ」。このシステムが、国際協力機構(JICA)の公募による中小企業海外展開支援事業に先月採択された。ベトナムの農業への導入を目指し、4月以降に調査事業を行う予定だ。

 情報技術(ICT)を活用した「ゼロアグリ」は、最適な水と肥料の量を割り出し、自動供給するハウス栽培用の農業システム。経験が必要とされる、水と肥料を施す作業を自動化することで、農作物の品質や収穫量向上につなげる。

 同社が提案した地域はベトナム南部のダラット高原で、肥料の与え過ぎで農作物が育ちにくくなる塩類集積など、課題を解決するのが狙いだ。高度な農業が注目されているベトナムでは、各国の企業が技術提案に乗り出しているという。

 「日本で生まれた栽培アルゴリズム(手順)をダラット高原で具現化して、モデル事業をつくりたい」と、同社の佐々木伸一社長。タイやミャンマーなど近隣諸国への展開を見据え、「世界各国の農業の問題解決を目指したい」と展望を語る。

8県で実用化

 同社は総務省の委託事業を機に、10年から農業分野に進出。2年後、明治大学黒川農場(麻生区)と「ゼロアグリ」の共同開発を始め、14年には市や商工会議所による「川崎ものづくりブランド」に認定された。同システムは既に茨城県や福島県、熊本県など全国8県の農家に納品。トマトやキュウリ、イチゴ、ピーマンなど13品目の栽培に使用されている。

 黒川農場の小沢聖特任教授は「養液土耕栽培は乾燥地で水を節約する技術。雨が多い日本では開発が遅れているが、ハウス面積が広く、気候が似ているベトナムで成果をあげられれば」と期待を寄せる。

 「案件化調査」と呼ばれる同事業は、途上国の開発ニーズと日本の優れた技術力を結びつけるのが目的で、2012年度に始まった。提案企業にJICAが調査を委託する形式で、契約期間は1年。今年度第2回は9月公示で120件の応募があり、34件が採択された。

麻生区版のトップニュース最新6件

「他機関を紹介」2%弱

地域みまもり支援センター

「他機関を紹介」2%弱

10月5日号

川崎横浜で唯一の下落

基準地価麻生区住宅地

川崎横浜で唯一の下落

10月5日号

合葬墓で無縁化対策

市営霊園

合葬墓で無縁化対策

9月28日号

「金賞」目指し全国で舞う

麻生中ダンス部

「金賞」目指し全国で舞う

9月28日号

片平工区で道路振り替え

世田谷町田線

片平工区で道路振り替え

9月21日号

参加事業所、1割止まり

市独自介護施策

参加事業所、1割止まり

9月21日号

麻生区版の関連リンク

あっとほーむデスク

麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

悩む子育て 見直す講座

悩む子育て 見直す講座

市民館で11月から全4回

11月16日~11月16日

麻生区版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

  • あさおマンスリー

    10月 October

    あさおマンスリー

    麻生区長  多田貴栄

    10月5日号

  • 柿生文化を読む

    柿生文化を読む

    第134回 シリーズ「麻生の歴史を探る」津久井街道〜登戸宿、竹の花宿 後編

    9月28日号

  • 歯ウ・トゥ・ケア

    ホワイトファミリーつつみ先生の

    歯ウ・トゥ・ケア

    How To Care vol.08予防ケアで効果が大きいのは3ミクロン糸Y字フロスの活用!

    9月28日号

麻生区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2018年10月5日号

お問い合わせ

外部リンク