横浜市戸塚区の公文国際学園ホールで先ごろ行われた「第10回高校生『詩のボクシング』神奈川大会」で、県立麻生高校文芸部が大会初となる個人戦と団体戦のダブル優勝を果たした。
詩のボクシングは、赤コーナーと青コーナーに分かれて「朗読ボクサー」が自作の詩を交互に詠みあげ、聞き手の心にどちらが届いたかで勝敗を争う「声と言葉の格闘技」と呼ばれる競技。
今大会に参加したのは個人戦の三上晴香さん、団体戦の折戸智咲さんと村松苗青さん、高橋瞬さんの3人にレフェリーとして参加した山崎早恵さんの5人(全て2年生)。
高校生「詩のボクシング」神奈川大会は、関東地区高校生文芸大会神奈川県予選会の日程に合わせて10年前から開催。今年の詩のボクシング大会には個人9選手、団体8チームが参加した。
同校文芸部は竹下洋一教諭が2010年に創部し、以来文芸大会県予選参加と詩のボクシング出場を続けている。竹下教諭は「普段は創作と添削、講評という活動で内に籠ってしまうことも多い部活なので、他校との交流や感性を鍛える目的で参加しています」と経緯を話す。
個人戦優勝の三上さんは「手が震えるくらい緊張しましたが、一番詠みたかったのが決勝戦の作品だったので、発表できて嬉しかったという思いが強いです」と振り返る。団体戦に出場した3選手も「自分の出来ることをやった。優勝は感無量です」(高橋さん)、「昨年、決勝で負けたチームとの再戦だったからリベンジできて良かった」(村松さん)、「最後に用意した作品を詠みたかったので、ほっとしたのと足を引っ張らなくて良かった」(折戸さん)とそれぞれの言葉で喜びを話している。
同校文芸部は2011年から全国高校総合文化祭に県代表として参加するなど活動が活発で、今年度も三上さんと山崎さんが広島県で行われる同文化祭に参加することが決まっている。
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