「はらドーナッツ新百合ヶ丘店」と麻生区の生産農家、井上広基さんのコラボレーションによる地元野菜のドーナッツが開発され、8月末から新百合ヶ丘駅構内の店舗などに並んでいる。はらドーナッツでは地域農家と連携した商品開発は初の試みだという。
このほど完成したのはトマトと岩塩のアイシングが施された「塩トマト」と、千切りのじゃがいもに衣をつけてドーナッツと一緒に揚げた「じゃがりど」の2種。どちらも井上さんが営む「いのうえのうえん」の野菜が用いられている。
「お店の近くにあった生産者直売所の野菜が美味しくて、地元の素材で何か作りたいと思い立ったことがきっかけです」と話すのははらドーナッツ新百合ヶ丘店の伊藤奈穂子店長。こだわりの農家を求めてJAの紹介でたどり着いたのが井上さんだった。「話が来た時は信じられなかったですが、信頼できる人たちの所に届けたいという気持ちで野菜作りを行っているので嬉しかった」と井上さん。
株式会社はらドーナッツは同店を全国で19店舗を運営しており、生地に野菜を混ぜたドーナッツは今まで商品化していたが、地場農家とのコラボは初めて。伊藤店長は「練りこむだけなら見栄えも今までと一緒。こだわりの野菜には私たちもこだわりを持って作りたかった」と出来上がったのが、素材を生かした2種のドーナッツだ。9月中旬まで新百合ヶ丘店と武蔵小杉店の店頭に並ぶが、収穫に左右される限定数の商品となっている。
両者は既に第2弾コラボとしてかぼちゃなどを使った新メニュー作りに取りかかっており、秋口には店頭に並ぶ予定だ。
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