小学生を対象に、楽しく体を動かしながら不審者から自分を守る術を学ぶスポーツ防犯教室が、12月7日に柿生小学校で行われた。
麻生区安全・安心まちづくり協議会が主催、宮前区のNPO法人ファンズアスリートクラブ、同小でスポーツ教室などを開催する 柿生地区総合型地域スポーツクラブ「GET」が協力。
参加したのは区内の小学生30人。GETの「走り方教室」で教える、日本体育大学4年で陸上十種競技の選手、清水海周さんが特別コーチとして登場した。走り方のポイントとして、腕振り、足の接地、膝の動かし方の3つを伝授。参加した子どもたちは「たすけてー」と叫びながら走り逃げる練習をした。
後半には、不審者に手首をつかまれたとき手首をひねって下にチョップするようにして逃れることや、すき間なく地面に体をつけ身を守る方法を実践した。ファンズアスリートクラブの井上秀憲さんは「命だけは守ってほしい。一番嬉しいのは今日やったことを使わないことだが、登下校や習い事に行くときの安全なコースを、親子で確認するなどしてもらいたい」と話した。
小学3年の女児は「(体を守るために)地面に大の字になる方法を知らなかったので勉強になった」と感想を話した。保護者は「親も防ぎ方を教えられないので(防犯術を)意識しておこうと参加した。子どもには普段から、危ないことが自分の身に起こりうることを伝えていこうと思う」と話していた。
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