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麻生区版 公開:2021年6月4日 エリアトップへ

芸術のまちコンサート 踏み出す新しい1年目 活動20年 秋には150回目

コミュニティ文化

公開:2021年6月4日

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打合せする丸山さん(左)と桑名さん
打合せする丸山さん(左)と桑名さん

 区役所ロビーを会場にしたコンサートや公募合唱団によるコンサートを主催する「あさお芸術のまちコンサート推進委員会」の活動が、今年21年目を迎える。名前を冠したコンサートは今秋で150回に達する。同委員会委員長の丸山博子さん(69・白山在住)は、「堅苦しくなく、だれもが楽しめる音楽を提供する気持ちはずっと変わらない」と話す。

 自宅でピアノ教室を開いていた丸山さんら区民3人が中心となり、2000年に前身の実行委員会を立ち上げた。ランチタイムの区役所ロビーでの演奏会を開始し、麻生区ゆかりの音楽家をつなぐ登録制度も整えた。

 活動を続けるうちに、演奏会の会場はホールや病院、学校、商業施設に広がるように。近年は障害者支援団体や区内のアート団体ともコラボ。丸山さんは、ジャンルを超えて生まれるものに期待を寄せる。「今年はまた『1』から始めるつもりだが、立ち上げ時の土台は変わらない。出演者も裏方も、多様な人に関わってもらいながら『音楽のまち』を盛り上げていければ」と語る。

子どもにプロの音を

 子どもたちを対象に公募する「少年少女合唱団」は、今年で7年目。生演奏を聞きながら歌う楽しさを経験してもらうことや、学校以外の居場所づくりが目的だ。

 伴奏する室内アンサンブル「あさお芸術のまち合奏団」は、読売日本交響楽団の団員らプロが参加。「演奏家の皆さんは子どもを支えたいと毎年参加してくれる。子どもたちにはピアノ以外の伴奏で歌う楽しさを経験してほしい」と丸山さん。

 これまでの少年少女合唱団の参加者は約350人。副委員長兼事務局長の桑名仁美さん(60・白山在住)は「参加した子どもたちが成長して、一旦地域や音楽から離れても、後で思い出してくれたり、もう一回音楽をやりたいと思ってくれれば」と思いを込める。

 9月開催のコンサートに出演する少年少女合唱団の参加者を募集中。対象は小学2年生から中学3年生まで。7月から始まる説明会や練習、本番などに参加できることが条件。参加費有。詳細は「あさお芸術のまちコンサート」HP。締め切りは6月20日まで。
 

昨年度の参加者
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