川崎区出身の詩人・佐藤惣之助をしのぶ「闇汁会」が川崎区駅前本町の中国料理店「煌蘭」で行われ、市内の政財界や文化人が出席した。
川崎今昔会(斎藤文夫会長)が毎年、惣之助の誕生日にあたる12月3日に開催している。会の名称は惣之助が好んで開き、仲間同士で食材を持ち寄って鍋に入れて闇の中で食べた「闇汁会」に由来。例年は惣之助が作詞した歌を合唱しているが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため自粛。代わりに音楽家の鳥屋尾明盛さんがキーボードで、現在の阪神タイガースの歌である『六甲おろし』や『人生の並木路』『湖畔の宿』などの名曲を演奏した。
藤嶋昭氏が講演
川崎市名誉市民で東京大学特別栄誉教授の藤嶋昭さんによる特別講演も行われた。藤嶋さんは論語から引いた「知好楽で楽しい人生を」と題して講演。「空がなぜ青いのか」「雲はどうして白いのか」といった身近にある不思議な現象への問いかけを行い、ニュートンやガリレオ、アインシュタインら偉大な科学者の功績や名言を紹介した。
自身が学生時代に発見した光触媒反応について、がん治療や抗ウイルスにも応用されていると述べた。また、発見当時の化学界では、光合成は神様が作ったものだとされ、誰からも信用されなかったとも語った。
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