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公開日:2026.06.18
市内在住山下兄妹 共にBMXで活躍 強化指定と全国2位
市内在住の山下朝嗣さん(中1)、志麻さん(小4)の兄妹が、自転車競技のBMXレーシングで実績を上げている。先月、朝嗣さんは自転車競技会を統括する日本自転車競技連盟の強化指定選手に選出。志麻さんはJOC主催の大会で2位となった。
2人が競技しているBMXレーシングは400mの起伏のあるコースを最大8人で走り順位を競うもの。1960年代後半に米・カリフォルニアではじまり2008年の北京からは五輪の正式種目に採用されている。
兄の朝嗣さんは、BMX好きの父・紘嗣さんの影響で5歳からはじめ、10歳で初めて世界大会に出場。アジア大会や全日本大会では優勝するなどの実績を残してきた。現在は怪我のため大会に参加することはできないが、5月に発表された日本自転車競技連盟の15歳以下における強化指定選手に名を連ねた。全国で強化指定選手に選ばれているのは朝嗣さんを含め4人だけだ。選考対象2年目で初めての選出となった。
また、そんな兄の背中を見て自転車に乗り始めたのが志麻さん。2歳の頃には誰に教えられるでもなく、補助輪なしで乗れるようになり、3歳から競技を開始。同年代の女子は競技人口が少ないものの、先月のJOCジュニアオリンピックカップでは2位に入る好成績を収めた。
技でスピード増す
2人が好成績を出せる要因はジャンプなどの技で起伏を上手く乗り越え、タイム短縮をすることを得意とするためだ。
BMXレーシングではコース上の起伏がスピードの妨げとなる。そのため、ジャンプをしてコブを飛び越えたり、前輪を上げて地面と接している箇所を少なくしたりすることによって、タイムロスを少なくする技術が求められるという。
2人を指導する父・紘嗣さんはBMXレーシングよりもさらにジャンプなどの技に特化したBMXフリースタイルの経験があり、自転車の扱いは得意分野。そこで、2人にもより早くからそうした技術を伝えたことによって、スピードを損なわず走り続けることができるようになった。朝嗣さんは実際にレースでジャンプなどができるようになった9歳の頃から成績を伸ばし始めたという。
また、母の未奈さんも競技にのめり込む家族を支えるために、タイム計測の専門技術を覚えた。現在は週末になると、家族総出でコースに赴き練習を行っている。
トップ選手に憧れ
BMXレーシング界には榊原魁さん、爽さんという兄妹で有名な選手がいる。朝嗣さん、志麻さんは榊原兄妹と家族ぐるみで交流があり、父の紘嗣さんは「(朝嗣さん、志麻さんは)自分たちを榊原兄妹になぞらえる部分もあるのではないか」と話す。
将来に向け、朝嗣さんは「10歳くらいの時からオリンピックに出たいと思っている」と意気込みを明かした。2032年のブリスベン五輪やその4年後、8年後の大会を目指す。そのために強豪選手の多いヨーロッパの大会にも出場し力を付けることも計画しているという。現在は、まず怪我をした肘の治療が最優先事項だ。
一方、志麻さんは「ジャンプが上手くできた時や試合で勝てた時が面白い」と話すが、現時点で明確な目標はなく、競技を楽しんでいきたい考えだ。
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