川崎区・幸区 文化
公開日:2026.10.13
川崎と尼崎は「兄弟」? 川崎区飯島さんが冊子発行
かつて「西の川崎」と呼ばれた尼崎市(兵庫県)と川崎市には共通点がある―。大都市の大阪と神戸のはざまに位置する尼崎と川崎の意外な繋がりを掘り下げたユニークな冊子『川崎と尼崎って似てますか?』を、川崎区中島在住の飯島正之さんが自費出版した。大阪で開かれた同人誌の即売会でも販売され、好評だったという。
飯島さんは自営業のかたわら、川崎にまつわる不思議な場所や興味深い出来事について調べ、冊子としてまとめている。これまでに『市役所前バス停プロジェクト』や『それでも川崎区(このまち)が好き』などを発行してきた。尼崎との類似については昨年発行した『川崎探求』で紹介。これに大幅に加筆したものが今回の作品だ。
B5サイズ、全40ページ、3章仕立て。「こんなにあった!尼崎と川崎の共通点」の章では、両市に「たちばな」(橘=川崎、立花=尼崎)という地名があることや、都はるみが歌うご当地ソング、盆踊りで使われている曲に「ビューティフルサンデー」が使われていることなどを紹介。住みたい街大賞で尼崎が「関西の武蔵小杉」と称されていることにも触れている。
第2章では「3回も行われた『尼崎・川崎まちづくりシンポジウム』」をテーマに、1987年から89年まで、今後の街づくりについて話し合うシンポジウムが交互に行われていた歴史を取り上げる。最終章は「『尼崎のこの駅は川崎のあの駅に似ているな』プロジェクト」と題し、尼崎市内の鉄道12駅を川崎に当てはめる試みについてページを割いた。
「川崎と尼崎は似ている」といった書き込みはネット上でも見られる。「海沿いの工業都市」「治安」「市域内での経済格差」など、「そう言われればそうかもしれないが、むしろ川崎は北九州市に近い」と思っていたという飯島さん。ただ、数年前、知人の勧めで尼崎で発行する雑誌の定期購読を申し込んだ際、「尼崎の兄貴分のような川崎からのご購読ありがとうございます」との手紙が添えられていたことや、尼崎の郷土史に「西の川崎市」との記述を発見し、本格的に調べはじめた。
執筆を終え、飯島さんは「川崎は弟(尼崎)の存在に気づかぬまま、兄はさらにその兄(東京)の背中を追いかける。そんな兄弟関係のように映る」と語った。
価格は800円(送料税込)。購入申し込みはメール(traydrop@gmail.com)で受け付けている。
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