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幸区版 公開:2013年10月11日 エリアトップへ

市長選候補予定者 子育て施策で独自色 本紙がアンケート実施

公開:2013年10月11日

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 タウンニュース社は、川崎市長選挙(13日告示、27日投開票)に立候補を表明している3氏(10月7日現在)に独自のアンケートを実施した。阿部市政に対する評価や子育て施策に対する考え方などで3氏の意見が分かれた。

 アンケートに回答したのは、君嶋千佳子氏=無所属、共産推薦▽福田紀彦氏=無所属▽秀嶋善雄氏=無所属、自民、公明、民主推薦――の3氏(表明順)。

 質問は全部で10項目。3期12年におよぶ阿部市政への評価のほか、特別自治市に対する考え方、保育事業の取組み姿勢などを問うた。

 阿部市政の評価をめぐっては、秀嶋氏が「行財政改革を評価」と回答。破たん寸前の川崎市の財政を再建し、武蔵小杉駅や川崎駅周辺の再開発など、街づくり・発展に成功した点を理由に挙げた。一方で急速な成長の中、子育て世代へのしわ寄せを課題とした。 

 これに対し、君嶋氏は「評価しない」と回答。行革の矛先が、子ども・障がい者・高齢者など弱者に集中したと指摘。住民福祉の増進という自治体の役割に反するとした。君嶋氏が評価したのは、10年に成立した公契約条例の制定だった。

 福田氏は「国際総合戦略特区への取り組み」を評価に挙げ、アジアの一等地である川崎の価値を高めていく必要があるとの認識を示した。一方で、国の政策に沿う補助事業を多用し、市独自の政策が生まれず、市職員の意欲も削がれてしまった点が損失だったとした。

 川崎市が神奈川県からの独立を目指す「特別自治市」の創設については、秀嶋氏は条件付での賛成を示したのに対し、君嶋氏は反対、福田氏は条件付反対と意見が分かれた。

 有権者に訴える最重点項目をめぐって3氏が揃って「子育て」施策を挙げた。ただ、待機児童対策では、既存の認可外保育の質を担保して補助の拡充によって保護者負担の軽減を図る考えを示した福田氏に対し、君嶋氏は認可保育園の増設を掲げた。一方、秀嶋氏は、病児保育・病後児保育をはじめとする多様な保育の実施を挙げた。
 

タウンニュース政治の村

全設問の回答は以下でご覧いただけます。

http://seijinomura.townnews.co.jp/election/kawasaki2013.html

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