神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
幸区版 公開:2014年5月23日 エリアトップへ

川崎市 地域での男女参画を推進 第3期行動計画を発行

社会

公開:2014年5月23日

  • LINE
  • hatena
区役所等で閲覧できる
区役所等で閲覧できる

 川崎市は、職場や学校、家庭などで性別による差別をなくし、男女平等への指針となる『第3期川崎市男女平等推進行動計画〜かわさき☆かがやきプラン』を策定し、5月13日に冊子を発行した。今計画は、地域での取り組み、男性・子どもに対する周知拡大などが盛り込まれた。

 発行された行動計画はA4版、66ページの冊子と概要版の2種類で、どちらも区役所や図書館など公共機関で閲覧可能。川崎市のホームページでも同様の内容を見ることができる。

 川崎市では「男女平等のまち・かわさき」の実現をめざし、2001年に男女平等かわさき条例を施行。これを受け、2004年に第1期行動計画を、2009年に第2期行動計画を策定してきた。これまでの計画は、DVをはじめとする女性への暴力に対する防止、救済、自立支援や女性職員の職域拡大など、女性の人権を尊重する施策が多かった。これについて市男女共同参画室の担当者は、「ワークライフバランス(仕事と生活の調和)に対する意識の高まりなど、一定の成果をあげた」と評価する一方で、「『男は仕事、女は家庭』といった性別役割分担意識については、いまだに払拭できていないと実感している」と話す。

3つの目標を設定

 10年間の成果と課題を踏まえて策定された第3期行動計画では、男女共同参画に向けて新たに3つの目標(【1】男女の人権尊重および男性・子どもにとっての男女共同参画の推進、【2】働く場における男女共同参画の推進、【3】地域で元気に暮らすための男女共同参画の推進)を設定し、今年度から5年かけて進めていく。計画には、新たに地域においての施策が多く盛り込まれた。住民の高齢化や単身世帯の増加、災害時への対応など地域の課題には男女の協力が不可欠とし、女性リーダーの養成や地域団体の役員への女性登用を働きかけるとしている。

 また、男性向けの講座を開催し、男女平等に対して理解を深めてもらうほか、体験学習などを通して若い世代への周知も計画に盛り込まれた。市男女共同参画室では「性別にかかわらず、男女が平等に参画できる川崎市になるよう計画を実践していきたい」と話している。

幸区版のトップニュース最新6

南武線が90周年

JR東日本

南武線が90周年 社会

川崎〜登戸駅間で記念企画

2月24日号

リノベで空き家・創業者支援

川崎市

リノベで空き家・創業者支援 社会

スクールや検討会など開催

2月24日号

先見性高い継続事業充実を

幸区17年度事業

先見性高い継続事業充実を 社会

「他区の手本となるよう尽力」

2月17日号

福田市長らに請願書提出

ミニたまゆり子ども議会

福田市長らに請願書提出 社会

児童目線の町づくり議案

2月17日号

条例制定求めアピール

ヘイト対策

条例制定求めアピール 社会

斎藤文夫さんらが登壇

2月10日号

子育て支援に重点

川崎市2017年度当初予算案

子育て支援に重点 政治

過去最大規模7,088億円を計上

2月10日号

あっとほーむデスク

  • 9月18日0:00更新

  • 7月11日0:00更新

幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2017年2月24日号

お問い合わせ

外部リンク