幸区を練習拠点にする東芝ブレイブサンダース神奈川は5月24日、代々木第二体育館で行われたナショナルバスケットボールリーグ(NBL)プレーオフファイナル第3戦(5回戦)で和歌山に勝利し、今年創設されたNBLの初代王者に輝いた。1月の全日本総合選手権との2冠も達成した。
今季ジャパンバスケットボールリーグ(JBL)からNBLとなり、初めて迎えたシーズン。東芝は、リーグ戦東地区を46勝8敗で1位通過し、プレーオフも危なげない戦いでファイナル進出を決めた。
プレーオフファイナルでは、西地区を創設1年目で制し、勢いにのる和歌山トライアルズと対戦。第1戦、2戦と苦しみながらも逆転で勝利し、優勝に王手をかけて臨んだ3戦目。
試合は東芝の一方的な攻勢で幕を開けた。攻守の要ファジーカス選手を中心に高さで和歌山を圧倒。これまでチームをけん引してきた両外国人選手をケガでかく和歌山に対して、中からボーズマン、ファジーカス両選手、外から辻選手、篠山選手のシュートが次々に決まり、開始10分で28-4と大きなリードを奪うと、そのまま試合を有利に進め78-61で3連勝を飾った。勝利を告げるブザーが鳴ると、控え選手もベンチを飛び出し全員でハイタッチを交わして、優勝を喜び合った。
東芝は1月の全日本総合選手権との2冠を達成するなど、NBL創設元年を最高の形で締めくくった。
試合後のインタビューで北卓也ヘッドコーチ(42)は「選手が本当によくやった。2冠は選手のおかげ」と選手を称え、加々美裕也主将も、「常に優勝する気持ちで練習してきた結果。本当にうれしい」と喜びを語った。
東芝は(株)東芝のバスケットボール部として1950年に創設。過去には日本リーグや国体などタイトルを取っている。リーグ優勝は05年シーズン以来、9年ぶり3度目。
また04年には川崎市ホームタウンスポーツ推進パートナーに認定され、地域活動にも尽力している。
幸区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|