東芝未来科学館 来場者30万人を突破 年間想定数7カ月で達成
東芝未来科学館(中山純史館長)は8日、オープン時に掲げていた年間想定来場者数30万人に7カ月で達したと発表した。8月は子ども向けの夏休みイベントが好調で、1カ月の来場者数の過去最多を更新。開館1年目の来場者数は想定を大きく超える40万人を突破する見込みだという。
東芝未来科学館は、幸区小向にあった東芝科学館を移転リニューアルした施設で、JR川崎駅西口の東芝スマートコミュニティーセンター内に2014年1月にオープンした。「あたらしい技術がつくるあたらしい未来を、ひと足先に体感できる」をコンセプトに東芝の技術発信、文化交流拠点としての役割を担っている。ゲーム感覚で先端の科学技術を体験できるほか、企業や行政とコラボした企画展なども実施している。
同館によると、「交通アクセスがよくなり家族連れや学生、ビジネスマンなどの来館者が増えたことはもちろん、ゲーム形式の体験展示や企画展示、サイエンスショーが話題になったことで、来場者数が伸びた」という。また8月には子ども向けの自由研究イベントを開催したことで、開館以来最多となる1カ月で7万1573人が来場した。
幸町から親子で来場していた女性は「こうした施設が近くにあるのは子どもたちにとっていいこと。楽しみながら科学を学んでほしい」と話した。
中山館長は「年間30万人の来館者を目指す中、約7カ月で達成できたことは、社内外からの協力によることが大きく、大変喜ばしい。今後も科学に興味を持っていただけるような展示やイベントを増やしていき、より多くの方々に来場していただけるよう努めていきたい」と話した。
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