神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
幸区版 公開:2015年10月9日 エリアトップへ

「ハザードマップの活用を」 市が説明会

社会

公開:2015年10月9日

  • LINE
  • hatena

 土砂崩れや洪水から家族や自分の身をどう守るか――。大規模な災害が全国で相次ぐ中、被害を予測してその被害範囲を地図化した「ハザードマップ」が改めて注目されている。防災の備えとして市民に活用してもらおうと、川崎市が今月22日から、各区で土砂災害のハザードマップに関する説明会を開く。

 「昨年8月の広島市で起きた土砂災害をきっかけに川崎の市民からハザードマップに関する問い合わせが増えた。今年の台風18号の被害後にも問い合わせが増えている」。そう話すのは川崎市まちづくり局宅地企画指導課の担当者。

 ハザードマップは洪水や土砂災害、火山の噴火などの災害が発生した場合の被害規模や範囲のほか、避難ルートや避難場所などを地図上に示したもの。全国の自治体で各種のハザードマップの作成が進んでいる。

 2000年の有珠山の噴火や1988年の十勝岳の噴火ではハザードマップの活用が功を奏し、人的な被害を防いだとされている。一方、ハザードマップが作成されたにもかかわらず、生かされなかった災害もあり、周知方法や活用法が全国で課題になっている。

 今回、川崎市が周知を図るのは土砂災害ハザードマップ。市内では現在、川崎区を除く6区で計759区域が土砂災害警戒区域に指定されている。特に丘陵地に囲まれた市北部に集中しているが、区内でも加瀬山周辺など7区域が指定されている。

 川崎市は説明会で土砂災害に対する市民の理解と備えを目的に▽近年の土砂災害の発生件数、発生状況▽土砂災害ハザードマップの見方、活用方法▽緊急時の対応、防災情報の入手方法▽日頃からの備え、市の制度――などについて話す。

 開催日と会場は上記の通り。先着順の定員を超えた場合は席の用意がない。全6回とも同じ内容。会場で配布するマップは開催地の区のもの。

 問い合わせは市まちづくり局宅地防災担当(【電話】044・200・3035)へ。

幸区版のトップニュース最新6

南武線が90周年

JR東日本

南武線が90周年 社会

川崎〜登戸駅間で記念企画

2月24日号

リノベで空き家・創業者支援

川崎市

リノベで空き家・創業者支援 社会

スクールや検討会など開催

2月24日号

先見性高い継続事業充実を

幸区17年度事業

先見性高い継続事業充実を 社会

「他区の手本となるよう尽力」

2月17日号

福田市長らに請願書提出

ミニたまゆり子ども議会

福田市長らに請願書提出 社会

児童目線の町づくり議案

2月17日号

条例制定求めアピール

ヘイト対策

条例制定求めアピール 社会

斎藤文夫さんらが登壇

2月10日号

子育て支援に重点

川崎市2017年度当初予算案

子育て支援に重点 政治

過去最大規模7,088億円を計上

2月10日号

あっとほーむデスク

  • 9月18日0:00更新

  • 7月11日0:00更新

幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2017年2月24日号

お問い合わせ

外部リンク