町内会・自治会3者合同による大規模自主防災訓練が11月28日、神明町にある大型マンションの空地で行われた。地域住民約950人と協力機関関係者合わせて1000人以上が参加した。上野葉子幸区長は「町会と自治会がこれだけの規模で、自主防災訓練を行うのは市内でも初めてでは」と話している。
訓練を実施したのは戸手本町二丁目町内会、神明町町内会、オーベルグランディオ川崎自治会の住人。訓練に協力する区役所や消防署、警察署、消防団などのほか、民間企業からも関係者が参加した。
幸区町内会連合会、幸区自主防災協議会の鏑木茂哉会長は「このような訓練は大変重要な試み。今後は防災や生活においても互助、お互い助け合うことが大切になってくる」と合同防災訓練の重要性を語った。
訓練会場になったのは2011年の東日本大震災後、マンションの空地としては初めて市から一時避難所として認定された、大型マンション・オーベルグランディオの北側公開空地。住民が協力して地震に対処できるよう防災知識の習得と、顔が見えるコミュニティづくりを目的としている。
訓練では、起震車体験や消火器による初期消火訓練などを行い、参加者は真剣な表情で訓練を実施した。
上野区長は視察しながら、「幸区でもマンションが増えている中、住民が一緒になって訓練することが必要になってくる。このような意識が広がってほしい」と話した。準備にあたったオーベルグランディオ川崎自治会の高橋吉明会長は「住民の交流意識が広がって有意義だった。今後も何年かに一度でも続けていきたい」と訓練を振り返った。
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