第15回川崎市民ジュニア綱引大会が1月23日、市立大戸小学校体育館で行われ、塚越4丁目Aチームが270キロ未満(重量)の部で4連覇を達成した。重量と軽量の両方も制し、10年ぶりに完全優勝を果たすなど、他を寄せ付けない強さを見せた。
同大会は、6人の児童が綱引きを行う。競技者の合計体重が、230キロ未満の軽量と、270キロ未満(第13回までは230キロ以上)の重量の2部門で行われている。
今大会では、230キロ未満に17チーム、270キロ未満には4チームが出場した。230キロ未満は塚越4丁目Bチームが2009年大会以来の優勝を果たし、270キロ未満ではAチームが4年連続の優勝に輝いた。
両部門で優勝した塚越4丁目チームは、4丁目と大型マンション・塚越ミレナリータワーズに住む3年生以上の児童で編成されている。町内では、野球やドッジボールがさかんで、少年野球チームやドッジボールチームに所属する児童が中心選手になっている。
指導者は06年の完全優勝の頃から子どもたちに教えている松尾章監督のほか、田代弘之さん、渡邉弥さん、高久治さんら。週末の短い時間を利用して、学校の体育館や公園で綱引を教えている。
松尾監督は「厳しい練習に耐えて結果を出してくれたことが嬉しい。決勝を迎えた時の集中力は、感心するほどだった」と話した。田代監督は久しぶりに優勝した軽量部門の決勝戦について、「相手も強く、ぎりぎりの勝利だった。どちらが勝ってもおかしくはなかった」と大会を振り返った。綱引ではタイミングやかけひきが重要となり、その指導に力を入れている。
松尾監督は「集中して練習することが大事。チームワークを良くし、勝つことで爽快感を得られる」と綱引の魅力を語る。
また、地域ではドッジボール大会やリレーカーニバルでライバルとなっている古市場地区からも、チームが初出場し準優勝した。松尾監督は「いつも地域で意識している相手。ライバルが出てくることで、負けたくないという気持ちが強かったと思う」と切磋琢磨する気持ちも重要と語った。
Aチームで出場した河村史也くんは「練習の成果が出て優勝できたときは嬉しかった。普段は野球をやっており足の踏み込みなどが綱引には役立つ」と話していた。Bチームで出場した田中太河くんは「5年生から始めて、6年生で初めて優勝できてうれしい」と感想を語っていた。
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