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相模原市 担い手確保へ林業ツアー 小中学生が間伐体験

社会

公開:2022年9月1日

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伐採に挑戦する児童と指導するインストラクター
伐採に挑戦する児童と指導するインストラクター

 相模原市は小学3年生から中学生を対象に、楽しく林業について学ぶ「森を感じる 林業魅力体験ツアー」を8月19日に開催した。当日は16人の子どもが参加し、緑区の嵐山で森の間伐体験や、伐採した木を使った記念品づくりなどを行った。市森林政策課は「将来参加した子ども達の中から、地元で林業の担い手が誕生してくれたら」と話す。

 「森を感じる林業魅力体験ツアー」は、昨年5月から10月にかけて市の若手職員を中心に行われた、中山間地域の課題解決や振興を図るための企画「中山間地域対策若手職員ワーキング」で提案されたもの。林業については高齢化による人手不足や、担い手不足の課題があり、小中学生に楽しみながら林業を学んでほしいと企画した。今回が初開催となった。

「誇りが持てる仕事」

 当日は、さがみはら津久井森林組合の協力のもと、同組合が管理する嵐山の森でホオノキとヒノキの間伐体験を実施。学校で森林講座などを行っているかながわ森林インストラクターが、鋸の使い方を指導した。

 子どもたちは慣れない鋸に最初は戸惑っていたものの、次第に感覚を覚え、楽しそうに作業に取り組んでいた。星が丘から参加した瀬戸渉君(9)は「学校の工作で使う木は軽い力でも切れるけれど、生えている木は体重をかけないと、びくともしなくて大変だった」と語り「林業に興味を持てた」と笑顔。母親の昌己さんは「子どもと自然に触れ合えるような貴重な体験ができて良かった」と話した。その後、伐採した木で記念品、コースター工作も行われた。

 同組合の佐藤治男代表理事組合長は「森林は地球温暖化防止の役割も担っている。それらを管理する林業の仕事は誇りを持てる仕事だと伝えたい」と話した。

 ツアーは9月と10月にも開催予定。市森林政策課は「今回の結果を踏まえて、より良い企画にしていきたい」と語った。

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