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さがみはら中央区 人物風土記

公開日:2026.05.21

元テレビ局員で現在は若年性認知症支援コーディネーターを目指す 菊地 庸太さん 緑区在住 45歳

  • 菊地 庸太さん (写真1)

心のもやもや 出発点に

 ○…12年ほど民放テレビ局で記者を務めてきた。始めたての頃は社会の問題や課題を視聴者に向けて発信する役割にやりがいを感じていた。取材を通じて出会った認知症や障害がある当事者の話を聞くことも多く、経験を重ねる中で「伝えるだけで本当に世の中の役に立っているのか」と心がもやもや。「向き合っている人に当事者性をもって関わりたい」と思うように。退路を断ち、ソーシャルワーカーという異業種の転身を目指し、現在は勉学と現場研修に励む。

 ○…キャリアのスタートはスポーツ紙の記者。「子どものころから阪神ファン。よく読んでいた新聞がきっかけで文字への愛着が湧き、記者やライターに憧れた」。テレビ局員も含め、「記者という肩書で知らない場所で、興味を持った人に話を聞けるということが面白かった」。ひとつの場所でじっとしていられない性分。今回の方向転換も取材時に出会った人に自身が抱える不完全燃焼感を吐露したところ「それはソーシャルワーカーの仕事だ」と背中を押されたことがきっかけに。

 ○…若年性認知症の本人や家族等の相談に応じ、必要な機関や支援につなげることが主な仕事となる。「悩みや課題を詳しく聞くという点では記者の仕事と似ている」と自身の経験を強みにとらえている。社会が良くなる仕事として同一線上にあり、大きな転身という意識は小さい。

 ○…転居してきた相模原で「相談者により多くの選択肢を提案できるように」と情報収集を行う中、市内で認知症のある人をサポートする「さがみはらチームオレンジ」と巡り合いメンバーに。「今はチームオレンジに何も貢献できていないが、いつか対象者にこの場所を提案し、良い縁が生まれたら良いな」

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