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藤沢 教育

公開日:2026.05.15

藤沢工科高 仲摩さん 自作〝チームメイト〟と頂点に AIアスリート選手権で優勝

  • 賞状を手に大会を振り返る仲摩さん

    賞状を手に大会を振り返る仲摩さん

 全国の高校生がAIやプログラミングの技術を駆使してオンラインで競い合う全国高等学校AIアスリート選手権大会「シンギュラリティバトルクエスト2025」の決勝大会が1月に行われた。藤沢工科高校3年の仲摩涼平さんが他校混成チームで出場し、見事優勝を果たした。

 次世代のAI人材発掘を目的に、全国の「ギーク系」高校生がしのぎを削る大会。仲摩さんは情報セキュリティーに関するクイズ形式の問題を解きながら隠されたサインを見つける「サイバークエスト」部門に、横浜市の高校に通う生徒と2人の混成チーム出場した。

 競技は時間内により多くの問題を解けたチームが上位となる仕組み。人数が多いチームとの差を埋めるため、決勝大会前には1カ月間ほどかけてAIを自作。実質3人で問題を解く体制を整えた。

 入念な事前準備が功を奏し、当日仲摩さんのチームは全チーム中最多の問題数を解き、頂点に立った。仲摩さんは大会を振り返り、「今回のようなCTF(キャプチャーザフラッグ)形式の競技に出場するのは2回目。自分の経験が通じるのか不安だったけれど、案外簡単だった。優勝できてよかった」と余裕の笑顔で優勝の喜びを語った。

 「自分の過程がしっかり反映されるところが面白い」とプログラミングの魅力を話す仲摩さん。中学1年生ごろからパソコンにハマり、「分からなければその都度調べる」というスタイルで、これまで独学で知識を身に付けてきた。自宅では毎日プログラミングやゲームに没頭し、昨年もサイバーセキュリティーの大会で優勝するなど実績を重ねている。将来はコンピューターを扱う職業を目指して探求を続けるが、「AIは可能性を広げてくれるが無限ではない。使える知識がなければ使われてしまう。片っ端から知識を蓄えたい」と、技術への向き合い方は冷静かつ貪欲だ。

 仲摩さんが次なる目標に見据えるのは世界進出だ。「世界大会に出場して賞金を獲得してみたい」と笑いながら、「どれだけ強い人がいるのか見るのが楽しみ」と瞳に意欲をたぎらせた。

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