相模原市は9月27日、「青根のまちづくり検討委員会」(関戸正文会長)と法政大学と協力して、ワークショップ「青根地域のこれからを話し合おう」を旧青根中学校体育館で開催した。
市は、緑区特有の大きな課題である中山間地域の人口減少への対策や地域振興を推進し、持続可能なまちづくりを進め、特性を生かした施策展開を図るため、今年3月に「緑区基本計画」を策定した。そうした中、青根地域を同計画のモデル地区に指定。青根の資源や特性について再確認し、この環境を将来にわたって保全・活用するとともに、地域において今何ができるかを考える場として、全4回のワークショップ(緑区中山間地域振興モデル事業)を予定している。今回はその1回目となるものだ。
当日は、地域住民ら約40人が参加する中、法政大学多摩地域交流センター長で社会学部教授のの池田寛二さんを講師に迎え、講演「青根地域のこれからを考える〜地域の今を見つめよう」を開催。池田氏は講演の中で「いちばん大切な資源は”人”。人口減少で、若者や子どもが少なくなっているが、人の価値が下がることはない。人と人とのつながりから生まれる価値を高め、モデルを示すことが大切」と説明していた。
その後、参加者によるグループワークを実施。参加者からは「青根住民は、とても心が温かいので、人のつながりを大切にして地域振興を考えていきたい」「みんなと話し合え、知らなかったことが知れた」などの声が聞かれていた。
関戸会長はワークショップを振り返り「中山間地域モデル事業を青根地域で実施できることは、大変重要なこと。この機会を大切にし、地域・大学・市の連携を深めて持続可能なまちづくりを検討していきたい」と話した。
第2回は11月上旬、「どんな青根にしていきたいか〜地域の共通目標を考えよう」をテーマに同体育館で開催される予定になっている。
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