相模原の温浴施設「スパ&ホテルJNファミリー」が2月28日に閉館し、37年の歴史に幕を閉じた。利用客からは惜別の声が聞かれた。
同施設は1983年に相模原で創業し、当時では珍しい、「スーパー銭湯」や「健康ランド」の先駆けとして地域はもとより、市外のサウナファンに愛されてきた。そうした中、施設の老朽化が年々深刻化し、改修工事を行いながら経営を続けてきたが、昨年の新型コロナウイルスの拡大が打撃となり、売り上げの減少に大きく影響を及ぼしたことから閉館に追い込まれた。
営業最終日となった28日は大勢の利用客が詰めかけ、慣れ親しんだ憩の場との別れを惜しんだ。20年以上通っていたという小林洋子さん(区内在住)は「週に2回は通い、友達もできた。親戚みたいなもの。無くなるのはさみしい」としみじみと話した。当日は深夜0時で閉館だったが、予定時刻を過ぎてもなお、入口付近には店舗を背景に撮影したり、スタッフとあいさつを交わす客の姿であふれた。最後のあいさつに立った弥勒院大輔支配人は「感謝のひと言に尽きます。37年間、本当にありがとうございました」と話すと、大きな拍手が上がった。
3月5・6日備品販売会
3月5日・6日(金土)に同所で一般向けに備品の販売会を行う。午前11時から午後6時予定。タオルやマット、館内着をはじめ全ての備品が低価格で販売される。
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