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さがみはら緑区 社会

公開日:2025.09.11

中山間地域乗合タクシー
本格運行へ積極利用促す
7カ所で説明会 240人が参加

  • 乗合タクシーについて説明を聞く参加者

 10月から中山間地域の5地区(根小屋、内郷、吉野・与瀬・牧郷、菅井・篠原・和田、青野原・青根)で実施される乗合タクシーの実証運行に関する説明会が8月30日から9月3日まで、各地区の総合事務所などで開催された。

 神奈中バスは運転士不足を理由に2027年3月までに三ケ木以西の11路線の廃止を予定。市ではそれに代わる公共交通として乗合タクシーの導入を進める。

 説明会は8月30日の津久井総合事務所を皮切りに9月3日まで7会場で実施され、240人が訪れた。9月2日に青根公民館で開催された説明会には19人が参加。市交通政策課の職員が実証運行への経緯、運賃、利用登録、運行パターン、運行エリア、予約方法、利用方法などについて説明した。

 特に青野原・青根地区は、運行形態が3パターン(【1】予約不要の定時定路線運行、【2】時刻表のある予約型運行、【3】時刻表のない予約型運行)あり、それぞれの長所や短所が説明された。担当者は「朝は時刻表のない定時運行なので場合によっては乗り切れないこともある。午前中は予約しておけば必ず乗れる。午後は先客がいると待つ場合がある」などと説明し、「それを実証運行で確認し、運行しながら調整していきたい」と話した。

 参加者からは、現在の乗合タクシーの運行条件(1便あたりの乗車人数が1・5人以上で稼働率が50%以上)を示した上で、「実証運行の末に本格運行にならないこともあるのか」という質問が挙がった。市担当者は「バス路線が無くなる中で、そもそも条件設定が正しいのか、その内容が適正なのかを検討したい。利用率がとても低いからこの地域の公共交通を止めましょうということは思っていない。形は変わるかもしれないが1年半後に公共交通をしっかり走らせたいと思うので、ぜひ皆さまにより多く使っていただけると、より良い交通がご提供できる」とし、積極的な利用を呼び掛けた。

登録を推奨

 乗合タクシーの運賃は区域内は一律900円。未就学児は無料で小学生は1乗車50円。障害者手帳等を提示した人と介護人は250円×運賃区域数となる。相模原市内に在住、在勤、在学の利用登録者は割引が適用されて500円になるため、市では利用登録を推奨する。

 予約不要の定時定路線を除いて利用には電話かウェブでの予約が必要。市では現在ウェブ予約の個別説明会を実施している。(表参照)。

 説明会についての詳細、問い合わせは市交通政策課【電話】042・707・7239。

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